開放と想像の豊かな暮らし
建物タイプ
マンション
広さ
64.3m²
築年月
1981年01月
居住人数
3人
Before
After
開放と想像の豊かな暮らし
建物タイプ
マンション
広さ
64.3m²
築年月
1981年01月
居住人数
3人
CONCEPT
家具やカーテンのレイアウト次第で自由に空間を楽しめるよう、つくり込み過ぎないプランに。扉付きの書斎も計画し集中できるプライベート空間も確保。白・木・モルタルの三要素で空間をまとめてインテリアを引き立てます。床材はヒノキを採用し、柔らかく味わいのある印象に。
Before
After
Before Photo
01/01
お施主様インタビュー
家を買おうと思ったキッカケは?
<奥さま> 家を「借りる」のではなく、「自分のものとして持ってみたい」とずっと思っていました。前の住まいは賃貸で、その前は10年ほどアメリカに住んでいたのですが、帰国後に住んだ家を含め「よくある3LDK」などの間取りが好きではなくて。帰国をきっかけに、もともと関心のあったリノベーションをしようと乗り出しました。
住宅購入にあたり不安はありましたか?
<奥さま> お金の不安はありました。住宅ローンを組むうえで金利は固定がいいのか変動がいいのか、またこれまで収入がなくなったことはありませんが、もし万が一のことがあったら支払いはどうするかなど。契約ブルーにはなりましたね(笑)
その不安はどのようにして解消されましたか?
<奥さま> 金利については、選択肢があったうえで自分の意思決定ができたので解消しました。収入減少の懸念はゼロにはなりませんが、万が一のことがあったり故郷に戻りたいと思うときがきてもいいように、住み替えの心づもりを持っておくことで安心できています。
新築マンションや注文住宅ではなくリノベーションを選んだ理由は?
<奥さま> 日本では新築が好まれるのに対し、欧米では中古が一般的で抵抗がなかったのと、コストを抑えながら、間取りを含め自分の好きな空間がつくれることがリノベーションの良さだと思います。新築は竣工した瞬間から価値が下がるということを聞いたのも後押しになりました。
ゼロリノベを選んだ決め手は?
<奥さま> オンラインセミナーで家に対するゼロリノベの考え方に共感したことが大きかったです。 他者との比較ではなく自分の価値観で判断して余分なものを持たないということや、間取りを作り込むのではなく必要に応じて家具やカーテンで間仕切りをするということが、自分たちの家づくりに求めていたものだと感じました。
物件探しはいかがでしたか?
<奥さま> 最優先は南向きの部屋であることが条件でした。あとは駅徒歩10分以内、公園が近くにあること、娘がお友だちと離れずに済むよう学区が変わらないこと、住宅ローン減税を利用したかったので新耐震基準の物件を希望していました。 結果としてこの物件は旧耐震基準なのですが、他の条件が揃っていたことと、管理状態にも問題がなく、おうちナビゲーターさんの後押しもあり決めることができました。 実際に住んでみて、二重サッシにしなくても寒さや暑さの問題もなく、思っていたよりも頑丈に感じます。
設計打ち合わせはいかがでしたか?
<奥さま> 「広いワンルームにしたい」ということだけリクエストをしました。主人は個室が必要だといって、意見の食い違いからプランナーさんには「過去イチ図面を書いた」と言わせてしまいました…(笑)これまでの生活を思い返してみると、私はよく模様替えをしていたんです。なので間取りを作り込まずに、娘と私のベッドスペースはカーテン、ワークスペースとも可動式の収納棚で間仕切りをしています。 <ご主人> ワンルームはメリットだけではなく、もちろんデメリットもあるので、個室も作って良かったです。私は自宅で仕事をしていますが、コロナ禍真っ只中は妻のリモートワークや娘の学級閉鎖が被ったりして、3人揃って自宅で仕事や授業を受けなかればならないときもあったので。 Q.使い込まれた家具が印象的ですね。 <奥さま> 実はリビングやダイニングの椅子は、アメリカに住んでいる時に道端で拾ったものなんです。娘のデスクも、リノベ前の玄関についていたシューズボックスを活用していたり、ワークデスクも余った床材を渡して作ってもらいました。 Q.デザイン面のリクエストはありましたか? <奥さま> 白を基調にしたいということだけです。プランナーさんが白っぽいフローリングとタイルを使うと広く感じるのではないかと提案してくださいました。フローリングはヒノキが柔らかく暖かいと聞いて、採用しました。柔らかい分傷がつきやすいのですが、それも「味」だと思っています。
実際にお住まいになってみて特に気に入っているところは?
<奥さま> 広いワンルームはゲームをしてもヨガをしてもぶつからず、この間取りにして良かったです。大きな間取り変更をしなくても、たとえばワークデスクの位置を変えるだけで気分転換ができます。立地にしても、駅徒歩3分だったのが8分になることを不安視していましたが、公園が近くにあったりマンション前の松林が見事で心理的にも気持ちが良いです。
中古×リノベを検討している方へ先輩としてアドバイスするなら?
<奥さま> 金利の選び方にしても間取りにしても、選択肢があって自分の性格や住まい方に合った意思決定ができることがリノベーションのメリットだと思います。住んでからもライフスタイルの変化に合わせて家をアップデートできるのも楽しみの一つです。
細かく区切られた部屋を取り払って開放感のある間取りに。南北の窓を繋げることで、暗くなりがちな北側にも光と風が届く心地よい住まいとなった。
家族が一緒に過ごすLDKは、家具やカーテンのレイアウト次第で自由に変えられる空間。ご主人の個室はPCとベッドを置いて、お仕事とプライベートを確保。
色をご家族に足していただくため、白・木・モルタルを基調としたデザイン。白を取り入れることで空間を広く見せる効果が。
古いものを手入れして使い継ぐことを楽しむための空間づくり。リノベ空間はもちろん、お手持ちのインテリアも古家具をお施主様が手入れしたもの。
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