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ベランダリフォームの費用相場|戸建て・マンションでできることと注意点

ベランダ リフォーム

ベランダリフォームにいくらかかるのか、どこまで手を入れられるのか気になっている方も多いのではないでしょうか。

この記事では、ベランダリフォームの費用相場をはじめ、戸建て・マンションでできること、DIYの範囲や注意点をわかりやすく紹介します。暮らしに合ったベランダづくりを考える参考にしてくださいね。

目次

ベランダリフォームの費用相場

ベランダリフォームの費用は、床の模様替えや防水などの小規模工事なら10万円前後から、屋根・目隠し・ウッドデッキの設置では数十万円、増設・交換・撤去・サンルーム化など構造に関わる工事では100万円を超える場合もあります。まずは、希望する工事の目安を確認しましょう。

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工事内容費用相場の目安工期の目安主に検討される住まい
置くだけタイル・ウッドパネル数万円〜半日〜1日戸建て・マンション
タイル施工20万〜30万円程度1〜3日程度主に戸建て
ウッドデッキの設置10万〜40万円程度1〜3日程度主に戸建て
屋根・テラス屋根の設置10万〜20万円程度1〜2日程度主に戸建て
目隠しフェンスの設置・交換10万〜40万円程度1〜3日程度主に戸建て
防水工事7万〜30万円程度数日〜1週間程度主に戸建て
ベランダの新設・交換・増設20万〜150万円程度3日〜2週間程度戸建て
ベランダの撤去30万〜75万円程度数日〜1週間程度戸建て
テラス囲い・サンルーム化30万〜100万円程度1〜5日程度主に戸建て

置くだけタイプの床材は、マンションでも管理規約と避難・排水の条件を満たせば取り入れやすい方法です。一方、固定施工の床材、屋根、フェンス、防水、増設・撤去などは、マンションでは共用部分に影響するため、原則として個人判断で工事できません。

予算別にできること

予算を決めるときは、「今あるベランダを使いやすくする工事」と「構造や用途を変える工事」を分けて考えると整理しやすくなります。ベランダ・バルコニーのリフォームでは、30万〜40万円前後が中心価格帯とされる一方、工事内容によっては50万円以下で収まるケースも多くあります。

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予算の目安できることの例
10万円未満トップコートの塗り替え、部分補修、置くだけタイル・ウッドパネル、簡易的な日よけ
10万〜30万円防水工事、屋根の設置、手すり・目隠しの交換、タイル施工、小規模なウッドデッキ
30万〜50万円広めのウッドデッキ、後付けベランダ、小規模なテラス囲い、複数の工事を組み合わせるリフォーム
50万〜1000万円ベランダの交換、広めのテラス囲い・サンルーム化、劣化補修を伴う工事
100万円以上ベランダの増設・拡張、大型サンルーム、撤去後の外壁補修を含む大規模工事

特に撤去・増設・室内化は、解体、下地・外壁補修、基礎、足場などが必要になると費用が上がりやすい工事です。「本体価格」だけで判断せず、付帯工事まで含めた見積もりを比較しましょう。

費用が変わるポイント

同じ「屋根の設置」や「ベランダの撤去」でも、実際の費用には差が出ます。見積もりを取る際は、次の点を確認しておくと予算オーバーを防ぎやすくなります。

  • 面積・階数・形状:面積が広い、2階以上で作業しにくい、変形した形状などの場合は費用が上がりやすくなります。
  • 劣化状況:腐食やひび割れ、雨漏りがある場合は、防水や下地、外壁の補修費が別途必要です。
  • 素材・設備のグレード:天然木、耐候性の高い人工木、高さのある目隠し、物干し金物などを選ぶと金額は変動します。
  • 足場・解体・処分費:増設や撤去、2階部分の施工では、足場・解体・廃材処分が見積もりに含まれているかを確認しましょう。
  • マンションの管理規約:工事そのものが認められない場合や、原状回復が前提となる場合があります。着工前に管理規約と管理組合への確認が必要です。

置くだけタイプの床材は、マンションでも管理規約や避難・排水の条件を確認したうえで取り入れやすい方法です。
一方、床材の固定施工や屋根・フェンスの設置、防水、増設・撤去などは、共用部分に影響するため、原則として個人判断では行えません。

戸建てのベランダリフォームでできること

戸建てのベランダは、目的に合わせて床材・屋根・目隠し・防水などを組み合わせてリフォームできます。雨漏りや腐食などの劣化が気になる場合は補修を優先し、使いにくさを解消したい場合は、屋根やフェンス、デッキの追加を検討しましょう。

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目的主なリフォーム例
くつろげる空間にしたい床材の変更、ウッドデッキの設置、目隠しフェンスの設置
洗濯をしやすくしたいテラス屋根の設置、物干し金物の追加
雨漏りや劣化を直したい防水工事、床・手すり・外壁の補修、塗装
広さや使い方を変えたいベランダの増設・交換・撤去、サンルーム化・室内化

床材を変えてくつろぎ空間にする

ベランダの床をタイルやウッドデッキに変えると、無機質な印象がやわらぎ、リビングの延長のように過ごせる空間をつくりやすくなります。

庭につながる1階部分であれば、ウッドデッキを設けて室内から屋外へ出やすい動線をつくることも可能です。屋根や目隠しと組み合わせると、より使いやすい外部空間になります。

屋根をつけて洗濯や外時間を快適にする

テラス屋根を設置すると、雨や強い日差しの影響を抑えられます。洗濯物を干しやすくなるほか、急な雨への不安を減らし、ベランダで過ごす時間も快適にしやすいでしょう。

横からの視線や雨の吹き込みが気になる場合は、サイドパネルや目隠しを組み合わせる方法もあります。建物との取り合いや強風への対策が必要になるため、設置前に施工会社へ確認しましょう。

目隠しフェンスでプライバシーを確保する

隣家や道路からの視線が気になる場合は、目隠しフェンスの設置・交換が有効です。洗濯物を見えにくくするだけでなく、イスやテーブルを置いてくつろぐ際にも、周囲の目を気にせず過ごしやすくなります。

ただし、高さのあるフェンスや隙間の少ない素材を選ぶと、採光や風通しが悪くなることがあります。視線を遮りたい場所を明確にしたうえで、ルーバーや半透明パネルなども含めて検討しましょう。

増設・交換・撤去で使い方を見直す

老朽化したベランダは、補修だけでなく、交換や撤去を検討することがあります。また、洗濯スペースや屋外で過ごす場所を増やしたい場合は、ベランダの増設も選択肢のひとつです。

一方、「ベランダをなくしたい」と感じる理由が庭との分断や圧迫感にある場合は、すべてを撤去しなくても解決できることがあります。たとえば、デッキまわりの手すりや境界のつくり方を見直すことで、リビングから庭まで視線が抜ける、開放的な空間をつくることも可能です。

ただし、手すりは転落防止などの役割を担うため、高低差や敷地条件を踏まえた安全な計画が欠かせません。撤去・変更を考える際は、必ず専門家に相談しましょう。

サンルーム化・室内化で天候に左右されない空間にする

ベランダを囲ってサンルームのようにすると、洗濯物干し場や趣味のスペースとして活用しやすくなります。屋外の明るさを取り込みながら、雨や花粉の影響を抑えたい場合にもおすすめです。

また、ベランダを室内側へ取り込むリフォームでは、居室の広さや使い方を見直せます。ただし、既存ベランダの構造、建ぺい率・容積率などの法規、断熱・防水・換気の計画によって、工事の可否や費用は大きく変わるため、希望する使い方を整理したうえで、施工会社へ相談しましょう。

マンションのベランダでできること・注意点

マンションのベランダは、原則として共用部分です。各住戸には専用使用権が認められていますが、戸建てのように自由な工事はできません。

まずは管理規約や使用細則を確認し、ベランダでできること・できないことを把握したうえで、無理のない方法を選びましょう。

原状回復しやすい範囲で床・家具・日よけを整える

マンションのベランダでは、置くだけタイプのウッドパネルやジョイントタイル、可動式の屋外家具、鉢植え、規約で認められたサンシェードなどを取り入れられる場合があります。

床の印象を変えたり、イスとテーブルを置いたりするだけでも、洗濯物を干すだけだったベランダを、外の空気を楽しめる場所に変えやすくなります。

ただし、強風で飛ばされるおそれがあるものや、重量のあるものを置く際は注意が必要です。設置場所や固定方法を十分に確認し、安全に使える範囲で取り入れましょう。

固定施工や構造・外観に関わる変更は難しい

マンションのベランダでは、床材の固定施工、防水層への加工、手すり・フェンスの交換、屋根の後付けなどは、原則として個人の判断で行えません。

また、ベランダの増設・撤去や室内化は、建物の構造・外観・防水性能に関わるため、マンションの居住者が個人で行うことは原則できません。

ベランダをもっと使いやすくしたい場合は、構造を変えるのではなく、置き型の床材や家具、室内側の窓まわり・家具配置を工夫する方法から検討しましょう。

管理規約・避難経路・排水を確認する

ベランダに床材や日よけ、家具などを取り入れる前に、管理規約や使用細則を確認しましょう。設置できるものや高さ、固定の可否などは、マンションによって異なります。

また、避難ハッチ、隔て板、避難はしごの周辺には物を置かず、非常時に通れる状態を保つことが大切です。

さらに、排水口を塞ぐと雨水が流れにくくなり、水たまりや漏水の原因になることがあります。タイルやウッドパネルを敷く場合も、排水口の位置を確認し、水が流れる経路を妨げないようにしましょう。

室内側を整えて、ベランダとのつながりを楽しむ

事例:インナーバルコニーのある生活

マンションではベランダそのものを大きく変えるのが難しいため、室内側の工夫で外とのつながりを楽しむ方法もひとつの手です。リビングからベランダへ視線が抜けるように家具を配置したり、窓まわりをすっきり整えたりすると、室内に開放感が生まれやすくなります。

また、ベランダに面した一角をインナーテラスのように整えれば、光や外の景色を取り込みながら過ごせる場所になります。ベランダを直接リフォームできない場合でも、室内とゆるやかにつなげることで、住まい全体の心地よさを高めることが可能です。

ベランダをもっと活用するアイデア

ベランダは、洗濯物を干すだけの場所ではありません。暮らし方に合わせて整えることで、くつろぎや趣味を楽しむための、もうひとつの居場所として活用できます。

ただし、屋外は雨風や日差しの影響を受けやすい場所です。まずは「誰が・いつ・何のために使うか」を考え、手入れや安全面にも配慮しながら取り入れましょう。

アウトドアリビングとしてくつろぐ

ベランダにテーブルやチェアを置けば、室内とは少し違う気分で過ごせるアウトドアリビングになります。朝のコーヒーや読書、家族との食事など、日常に外の空気を取り入れたい場合におすすめです。

床材を整えたり、目隠しを設けたりすると、よりくつろぎやすい空間になります。戸建てでは屋根やフェンスの設置も検討できますが、マンションでは管理規約や避難動線を確認したうえで、置き型の家具などを活用しましょう。

趣味・ガーデニング・ペットと過ごす

ベランダ リフォーム 活用アイデア1

日当たりや風通しを活かして、植物を育てる場所にするのもベランダの活用法のひとつです。ハーブや季節の草花を育てれば、室内から眺める景色にも変化が生まれます。

また、戸建てのベランダやデッキであれば、ペットと外の空気を楽しんだり、趣味の道具を手入れしたりする場所として使うこともできます。マンションでは、落下や飛散、排水口の詰まりを防ぐため、鉢や小物を置きすぎないことが大切です。

ワークスペースとして使う

ベランダ リフォーム 活用アイデア2

景色や外の空気を感じながら作業できるベランダは、気分転換の場所として活用できます。天気のよい日にノートパソコンを持ち出して短時間作業をしたり、読書やアイデア出しをしたりする使い方なら、暮らしのなかに取り入れやすいでしょう。

ベランダの活用方法は、広さや日当たりだけでなく、手入れにかけられる時間によっても変わります。まずは最も使う場面をひとつ決めると、自分に合う家具や整え方を選びやすくなります。

【弊社事例】ベランダ・バルコニーを活かしたマンションリノベ3選

ベランダやバルコニーは、床や設備を変えなくても、室内とのつながりや使い方を工夫することで、住まいの心地よさを高められます。ここでは、ベランダ・バルコニーを暮らしに取り入れたマンションリノベーションの事例を紹介するので、参考にしてみてください。

事例1:インナーバルコニーとつながるLDK

リノベーション事例
CONCEPT

個室を最小限に抑えて広々としたLDKを確保。ガラスで仕切られた光溢れるインナーバルコニーが、開放感とワークスペースの集中を両立します。廊下を活かした洗面台や、キッチンとWICを回遊できる動線により、暮らしのストレスを無くした住まいです。

基本情報
建物タイプマンション
広さ75.37m²
築年月2003年11月
居住人数3人

※費用は引き渡し当時の金額です

リビングとインナーバルコニーがゆるやかにつながり、光を感じながら過ごせる住まいです。室内側の視線が外へ抜けることで、LDKに奥行きと開放感が生まれています。

谷川

マンションではベランダ自体に大きな工事を加えにくいからこそ、室内とのつながりを意識した間取りや窓まわりの工夫が、住まい全体の心地よさにつながります。

事例2:ルーフバルコニーのある暮らし

リノベーション事例
CONCEPT

憧れのコンクリート躯体表しに、広いルーフバルコニー。家族の今を楽しく快適にする工夫はもちろんのこと、家族の今後も見据えた間取りが実現しました。広い玄関土間は、今は便利な収納スペース。仕切れば子ども部屋になるよう可変性を持たせ、子どもたちの成長を見守っています。

基本情報
建物タイプマンション
広さ67.65m²
築年月1977年07月
リノベ費用1000万〜1500万円
居住人数4人

※費用は引き渡し当時の金額です

広いルーフバルコニーを、室内とつながるもうひとつの居場所として活かした住まいです。開放的な室内と外部空間がつながり、光や風を身近に感じながら過ごせます。

谷川

ベランダやバルコニーは、室内からの見え方まで含めて計画することで、単なる屋外スペースではなく、暮らしに広がりをもたらす空間になります。

事例3:愛犬と楽しむベランピング

リノベーション事例
CONCEPT

人を招いて食事やお茶をすることが好きな施主様のため、広々としたリビングダイニングに。ぬくもりが感じられる木のキッチンは天板をステンレスにすることで、空間をピリッと引き締めます。愛犬が走り回れる広いルーフバルコニーのあるお住まいへ。

基本情報
建物タイプマンション
広さ84.36m²
築年月1997年02月
リノベ費用1500万円〜2000万円
居住人数3人

※費用は引き渡し当時の金額です

広いルーフバルコニーを、愛犬が走り回り、家族やゲストがくつろげる場所として活用した住まいです。リビングダイニングと屋外空間を近くにつなげることで、食事やお茶を楽しむ時間が、自然と外へ広がります。

谷川

ベランダは洗濯物を干すだけでなく、家族との時間やペットとの暮らしを豊かにする“もうひとつのリビング”として活用できます。

今回紹介した事例以外にも、さまざまな暮らし方の実例があります。ベランダを含めた住まいづくりのヒントを知りたい方は、ぜひ他の施工事例もチェックしてみてください。

ベランダリフォームはDIYできる?

ベランダリフォームには、自分で取り入れやすい工夫と、専門業者へ依頼したほうがよい工事があります。費用を抑えたい場合でも、防水や建物の構造に関わる部分は、無理にDIYせずプロへ相談することが大切です。

特にマンションでは、ベランダが共用部分にあたるため、DIYでできる範囲も管理規約や使用細則によって異なります。始める前に、必ずルールを確認しましょう。

DIYで取り入れやすいベランダリフォーム

DIYで取り入れやすいのは、既存の床や壁を傷つけず、必要に応じて撤去・原状回復しやすいものです。

  • 置くだけタイプのウッドパネル・ジョイントタイル
  • 人工芝
  • 可動式の目隠しパネル
  • サンシェード
  • 鉢植えや屋外用家具の設置

床にウッドパネルやタイルを敷くだけでも、ベランダの印象は大きく変わります。まずは「くつろぐ場所にしたい」「植物を楽しみたい」など、目的に合うものから少しずつ取り入れるとよいでしょう。

ただし、マンションでは置くだけのアイテムであっても、排水口・避難ハッチ・隔て板を塞がないことが前提です。サンシェードや目隠しパネルも、固定方法や大きさによっては規約に抵触する可能性があるため、事前確認が欠かせません。

業者に任せたいベランダリフォーム

防水性能や安全性、建物の耐久性に影響する工事は、専門業者へ依頼しましょう。

  • 防水工事・塗装
  • 床の下地補修
  • 手すりや固定式フェンスの設置・交換
  • テラス屋根の設置
  • ベランダの増設・交換・撤去
  • サンルーム化・室内化などの構造変更

ベランダは雨風にさらされるため、防水工事や下地補修に不備があると、雨漏りや建物の劣化につながるおそれがあります。また、屋根・フェンス・手すりは強風や荷重を考慮した施工が必要です。

戸建てでも、見た目だけでDIYの可否を判断せず、構造・防水・安全に関わる工事は専門家に相談しましょう。

DIYと業者依頼の選び方

判断に迷ったときは、「取り外して元に戻せるか」「建物を傷つけないか」「安全性や防水性に影響しないか」を基準に考えると分かりやすいです。

置くだけ・掛けるだけの工夫はDIYで検討しやすい一方、固定する工事や雨水の流れを変える工事は、業者に任せるのが安心。マンションの場合は、DIY・業者依頼を問わず、管理規約と使用細則を確認したうえで進めましょう。

ベランダリフォームで失敗しないための注意点

ベランダリフォームで後悔しないためには、見た目だけでなく、防水性や安全性、将来の手入れまで考えて計画することが大切です。特に、雨水の流れや建物の構造に関わる部分は、施工後にやり直すと費用がかさむため、事前によく確認しましょう。

防水・排水を最優先にする

ベランダの防水層や排水の状態は、住まい全体の耐久性にも関わります。防水性能が低下したまま使い続けたり、排水口を塞いだりすると、雨漏りや建物の劣化につながるおそれがあります。

床材を設置する場合も、排水口を塞がず、雨水が流れる経路を妨げないことが重要です。ひび割れや床の浮き、水たまり、室内側への雨漏りなどが見られる場合は、見た目を整える工事より先に、防水層や下地の状態を専門家に確認してもらいましょう。

素材の耐久性と手入れを確認する

ベランダは紫外線や雨、温度変化の影響を受けやすい場所です。デザインや初期費用だけで素材を選ぶと、早期の劣化や想定外のメンテナンス費用につながることがあります。

たとえば、天然木のデッキは風合いが魅力ですが、定期的な塗装や点検が必要です。一方、人工木やタイルは比較的手入れしやすいものの、製品によって熱の伝わりやすさや汚れの付きやすさが異なります。使う頻度や手入れにかけられる時間も踏まえて選びましょう。

戸建てでは構造・外壁・法規を確認する

戸建てで屋根やフェンスを設置したり、ベランダを増設・撤去したりする場合は、建物への負担や外壁との取り合いを確認する必要があります。特に既存ベランダの劣化が進んでいる場合は、表面だけを整えても安全性を確保できないことがあります。

また、サンルーム化や室内化、増設などでは、建ぺい率・容積率などの法規が関係することもあります。希望する工事が可能かどうかは、現地調査を受けたうえで施工会社に確認しましょう。

マンションでは管理規約・避難経路を確認する

マンションのベランダは、各住戸が使える専用使用部分であっても、建物全体では共用部分として扱われるのが一般的です。そのため、床材の固定施工、防水層への加工、手すりやフェンスの変更、屋根の後付けなどは、個人の判断で行えない場合があります。

また、避難ハッチや隔て板の周辺は、非常時の避難経路として確保しなければなりません。タイル、家具、植木鉢などを置く場合も、排水口や避難経路を塞がないように注意しましょう。工事や固定を伴う設置を検討する際は、管理規約・使用細則を確認し、必要に応じて管理組合へ相談することが大切です。

使い方を決めてから工事範囲を選ぶ

「おしゃれにしたい」だけで工事を始めると、完成後に使わないベランダになってしまうことがあります。くつろぐ場所にしたいのか、洗濯をしやすくしたいのか、ペットや植物と過ごす場所にしたいのかを、まずは具体的に考えましょう。

目的が決まると、必要な工事も整理しやすくなります。たとえば洗濯を優先するなら屋根や物干し金物、くつろぎを優先するなら床材や目隠し、劣化の改善を優先するなら防水や補修を検討する、といった順番です。

すべてを一度に整えようとせず、使用頻度の高い部分から段階的に進めることも、無理なく満足度を高める方法です。

ベランダリフォームでよくある質問

ベランダリフォームの費用はいくら?

ベランダリフォームの費用は、床材の変更や防水工事なら数万円〜数十万円、屋根・フェンスの設置やサンルーム化、増設・撤去などを行う場合は数十万円〜100万円以上になることもあります。まずは、希望する工事の費用目安を確認してみましょう。

詳しい費用目安はこちらをご覧ください。

マンションのベランダはリフォームできる?

マンションのベランダは原則として共用部分のため、屋根の設置や手すりの交換、防水工事などは自由に行えません。一方、置くだけのタイルやウッドパネル、屋外家具などは、規約を確認したうえで取り入れられる場合があります。

詳しい内容はこちらをご覧ください。

ベランダは撤去・室内化できる?

戸建てであれば、ベランダの撤去や室内化を検討できる場合があります。ただし、外壁の補修や防水、建物の構造、法規などの確認が必要です。「使わないから撤去する」以外にも、手すりや境界のつくり方を見直して、庭や室内とのつながりをつくる方法があります。

詳しくはこちらをご覧ください。

まとめ

ベランダリフォームは、床材や屋根、目隠しフェンスの設置から、防水・補修、増設・撤去まで、目的に合わせてさまざまな方法があります。まずは「くつろぐ場所にしたい」「洗濯をしやすくしたい」など、ベランダで叶えたい暮らしを決めてから、必要な工事を選ぶのがポイントです。

マンションではできることに制限がありますが、置き型の床材や家具などで整えられる場合もあります。戸建て・マンションを問わず、防水や排水、安全面を確認しながら、自分たちの暮らしに合ったベランダづくりを考えてみましょう。

谷川

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この記事の執筆
  • 谷川 和歩

    子育て・学習、エンタメからビジネスまで、幅広いジャンルの執筆をはじめとし、インタビューや取材も行っています。プライベートでは、建坪20坪あまりの小さな平屋に家族四人で暮らし始めたことで、住宅や暮らし方に興味を持ちました。心配りを...

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