理想を叶える造作キッチン|6つの実例で見るデザインと暮らしやすさ

造作キッチンは、自分たちの暮らしにぴったりのキッチンをつくりたい方におすすめの選択肢です。
キッチンは、毎日の料理や片付けをする場所であると同時に、家族が集まり、暮らしの風景をつくる場所でもあります。
「既製品のキッチンでは、サイズや収納がしっくりこない」「LDKの雰囲気に合わせて、素材やカウンターにもこだわりたい」。そんな思いから、造作キッチンを検討する方もいるのではないでしょうか。
この記事では、造作キッチンのメリット・デメリット、システムキッチンとの違い、予算やお手入れで後悔しないためのポイントを解説。
あわせて、ゼロリノベが手がけた造作キッチン(二列型、コの字型、オープン型、カウンター一体型、アイランド型など)の実例も紹介します。実例を参考にしながら、住まいに取り入れたいアイデアを探してみてください。
造作キッチンとは?システムキッチンとの違い
この章では、造作キッチンの定義に加え、システムキッチンとの違いを解説します。
造作キッチンとは
造作キッチンとは、住まいの間取りや使う人の暮らしに合わせて、カウンターや収納、扉、天板などを設計・製作するオーダーメイドのキッチンです。
たとえば、「キッチンカウンターを広くして、家族や友人と囲める場所にしたい」「手持ちの家電やゴミ箱に合わせて収納をつくりたい」といった希望を、空間全体の計画に反映しやすいのが特徴です。
キッチン全体を造作する場合もあれば、カウンターや収納は造作し、シンク・水栓・コンロ・食洗機・レンジフードなどにはメーカー製の設備を組み合わせる場合もあります。
暮らしの中でこだわりたい部分と、既製品を取り入れる部分を分けながら、デザイン・使いやすさ・予算のバランスを考えられることが、造作キッチンの魅力です。
造作キッチンとシステムキッチンの比較
システムキッチンは、住宅設備メーカーが用意した規格化されたキャビネット・天板・設備を、サイズや扉色、オプションなどから選んで組み合わせるキッチンです。
造作キッチンより自由度は限られますが、機能・品質・価格を比較しながら計画しやすい特徴があります。
| 項目 | 造作キッチン | システムキッチン |
|---|---|---|
| 設計の自由度 | 間取り・暮らしに合わせて細かく計画しやすい | メーカーの規格・選択肢から選ぶ |
| 素材・デザイン | 天板・扉・収納まで空間に合わせて選びやすい | メーカーごとの仕様から選ぶ |
| 収納・動線 | 家電・ゴミ箱・収納量に合わせて計画しやすい | 規格化された収納・設備を組み合わせる |
| 費用・工期 | 仕様や施工範囲で変わりやすい | 商品価格・オプションを基準に比較しやすい |
| 保証・修理 | 造作部分と設備で窓口を確認する必要がある | メーカーの保証・修理体制を利用しやすい |
造作キッチンは、LDKとの一体感や、収納・動線の細かな使い勝手にこだわりたい方に向いています。素材や設備の選び方によって費用やお手入れの負担が変わるため、見た目だけでなく、日々の使いやすさまで含めて考えることが大切です。
造作キッチンのメリット・デメリット
実例を見る前に、造作キッチンのメリットとデメリット・注意点を整理しておきましょう。
| メリット | デメリット・注意点 | |
|---|---|---|
| デザイン | LDKの床・壁・家具と素材や色をそろえ、空間に馴染むキッチンをつくりやすい | 完成品をショールームでそのまま確認しにくく、素材サンプルや図面、パースでのすり合わせが重要 |
| サイズ・動線 | カウンターの高さ、収納の寸法、シンク・コンロの位置を、使う人や間取りに合わせて計画しやすい | 設計段階で家電・ゴミ箱・食器・通路幅まで決めないと、完成後に使いにくさを感じることがある |
| 収納 | 手持ちの家電、食器、食品ストックに合わせて、見せる・隠すを計画しやすい | 引き出し、扉、金物を増やすほど、費用が上がりやすい |
| 設備 | 水栓、シンク、コンロ、食洗機などにメーカー製の設備を組み合わせられる | 造作部分と設備で、保証・修理の窓口が異なる場合がある |
| 費用・工期 | こだわりたい部分と規格品を使う部分にメリハリをつけやすい | 素材、金物、設備、設計・製作・施工の範囲によって費用と工期が変わりやすい |
| お手入れ | 暮らし方に合わせ、掃除しやすい素材・収納計画を選べる | タイルの目地、木部、ステンレスなどは素材に応じた日常の手入れが必要 |
大切なのは、「どこにこだわりたいか」と「毎日の家事で何を楽にしたいか」を先に整理することです。次の実例では、その考え方をレイアウトや収納、素材の使い方とともにご紹介します。
造作キッチンの実例紹介|家族の希望を叶えた理想の空間6選
ここからは、ゼロリノベが手がけたマンションリノベーションの実例をご紹介します。
同じ「造作キッチン」でも、家族構成、住まいの広さ、料理の仕方、来客の頻度によって、使いやすい形は異なります。写真の雰囲気だけでなく、レイアウトや収納、動線のつくり方にも注目してみてください。
実例①:二列型の造作キッチン|4mカウンターで人が集う住まい

空間を印象づける4m幅のカウンターは、家族はもちろん親族や友人が集まる場に。シンクとコンロを分けた二列型のキッチンで家事動線をスムーズにしています。生活感を感じさせないおもてなしのキッチンです。
二列型は、キッチンの間にとる通路幅が使いやすさを左右します。冷蔵庫や収納の扉を開けた状態、家族がすれ違う場面まで想定して計画することが大切です。




ゼロリノベのリノベーション施工事例
3面開口を贅沢に味わう、開放感のある設計に。空間を印象づける4m幅のカウンターは、家族はもちろん親族や友人が集まる場に。バスタイムを楽しみにする奥さまのため窓つきのバスルームは、通路に置いた植物や星空を眺めながら癒しのひとときを過ごせます。
※費用は引き渡し当時の金額です
実例②:コの字型の造作キッチン|食事と家事をつなぐ住まい

ダイニングテーブルを別に置かず、キッチンカウンターを食事の場としても使うことで、配膳から片付けまでを短い動線でつなげています。
ゴミ箱、引き出し、ビルトインオーブン、パントリーまでを一体で計画し、LDKに物が出にくい収納配置に。
ダイニング一体型にする場合は、食事中の見え方だけでなく、調理中の油はねやにおいにも配慮して設計してもらうとよいでしょう。




ゼロリノベのリノベーション施工事例
前の住まいの疑問や不自由を解消する2軒目のリノベーション。家事ラク要素は贅沢に、サニタリーや収納はコンパクトにまとめることで、広大なリビングでのおうち時間がより一層豊かになる住まいを叶えました。施主様のおおらかな人柄を表すような懐深い間取りが、家族団らんの時間を包み込んでいます。
※費用は引き渡し当時の金額です
実例③:オープン型の造作キッチン|ステンレスと素材感を楽しむ住まい

扉を設けずにステンレスのワークトップや収納を見せ、キッチンそのものをLDKのインテリアとして取り込みました。キッチンからリビングを見渡せるため、料理をしながら家族の気配を感じやすい配置です。
オープン収納は出し入れがしやすい一方、物の量によっては雑然と見えやすくなります。見せるものを絞り、ゴミ箱や家電の居場所まで決めておくと、暮らし始めてからも整った印象を保ちやすくなります。




ゼロリノベのリノベーション施工事例
お部屋の中心にある箱が生み出す、ぐるぐる回れる回遊動線。趣味のアイテムをまとめて収納したり飾ったりできて、さらに子どもが部屋中を走り回れるとは、なんと懐深いワンルームなのでしょう。リノベらしい異素材や色の組み合わせで、ミッドセンチュリーな空間が完成しました。
※費用は引き渡し当時の金額です
実例④:ペニンシュラ型の造作キッチン|カウンター一体でコンパクトな住まいをすっきり使う

モルタル調のスッキリしたデザインで空間に溶け込むようなデザインに仕上げています。キッチンカウンターを食事や作業にも使うことで、57㎡の住まいを広く使えるようにしました。
キッチンからリビング、洗面所などの水まわりへ移動しやすい動線をつくり、ゴミ箱の高さまで測って収納を計画。
カウンター一体型は、食事・作業・来客時に何をするかによって、必要な高さや奥行きが変わるため、用途を具体的に想定することが重要です。




ゼロリノベのリノベーション施工事例
軽井沢の千住博美術館を手本にしたホワイトとグレーの空間。維持管理のしやすさに徹底的にこだわり、リビングの壁一面は全て扉付き収納、床は水拭きまでをお掃除ロボットに頼れるよう全面タイル貼りに。リビングから各所へ少ない動きでアクセスできるように動線も重視しました。
※費用は引き渡し当時の金額です
実例⑤:アイランド型の造作キッチン|料理や趣味を囲んで過ごす住まい

リビングを眺められるアイランドキッチンを中心に、料理、食事、趣味の時間がゆるやかにつながるようゾーニングしました。背面に長く設けた棚は、キッチン家電の置き場だけでなく、作業スペースとしても使えます。
アイランド型は、周囲の通路を確保できるかが重要です。キッチン単体で考えるのではなく、冷蔵庫、背面収納、ダイニングとの距離を含め、LDK全体で動きやすいかを確認しましょう。




ゼロリノベのリノベーション施工事例
リビングが眺められるアイランドキッチンとダイニングテーブルは、料理をしながら友人と過ごせるようにゾーニング。ダイニングテーブルの椅子を動かすだけで、趣味や好きなことをさまざまな場所で行えるように、出窓側の棚やキッチンの後ろの棚を造作しました。
※費用は引き渡し当時の金額です
実例⑥:壁付けI型の造作キッチン|ヴィンテージ家具が映える住まい

キッチンは、壁に沿って設備を一直線に配置するI型です。キッチンを壁側にまとめることで、LDKの中央にゆとりをつくり、ダイニングやリビングの家具を主役にしやすいレイアウトにしています。
木のあたたかみとグリーンタイルのアクセントが、レトロな雰囲気のキッチンスペースを演出。既製品のキッチンを置くだけではつくりにくい、家具や内装と調和した景色を実現しています。




ゼロリノベのリノベーション施工事例
大切なヴィンテージ家具が映えるLDK重視の間取りと内装に。白が基調のリビングに、グリーンの壁面タイルと木製造作キッチンがレトロなキッチンスペースを合わせ、施主様好みの雰囲気をつくりました。長手方向の壁に本棚を造作したライブラリースペースも圧巻。
※費用は引き渡し当時の金額です
造作キッチンを計画する際に押さえておきたい3つのポイント
造作キッチンは、素材や収納、設備を自由に選べるぶん、決めることも多くなります。完成後に「使いにくい」「予算が想定より増えた」と感じないためには、設計や見積もりの段階で、暮らし方と優先順位を具体的に共有することが大切です。
ここでは、造作キッチンを計画する際に押さえておきたい3つのポイントをご紹介します。
①予算の管理|見積もりの範囲と優先順位を確認する
造作キッチンの見積もりを見るときは、キッチン本体の金額だけで判断しないことが大切です。背面収納、家電収納、照明、コンセント、給排水・電気工事、周辺の床や壁の仕上げまで、どこまでが見積もりに含まれているかを確認しましょう。
予算を整えるには、「毎日使うからこだわりたい部分」と「規格品を取り入れてよい部分」を分けるのがポイントです。
たとえば、LDKの印象を左右する天板やカウンターは素材にこだわり、収納内部や設備は規格品も含めて検討すると、デザインと費用のバランスを取りやすくなります。
また、素材や設備の仕様を途中で追加すると、費用が変わることがあります。打ち合わせの早い段階で、予算の上限と優先順位を共有しておくと安心です。
②メンテナンス性|採用する場所と日々の手入れを想定する
素材を選ぶときは、見た目だけでなく、「どこに使うか」「どのくらい汚れやすいか」まで考えることが大切です。水や油がかかりやすい場所、熱い鍋を置く場所、毎日拭き掃除をする場所では、求められる性能や手入れのしやすさが異なります。
打ち合わせでは、採用したい素材について、日常のお手入れ方法、使用できる洗剤、傷や水あかが付いた場合の対処法まで確認しましょう。素材の特徴を理解したうえで選ぶと、見た目への愛着と日々の使いやすさを両立しやすくなります。
特に木部やタイル、ステンレスなどは、仕上げや使い方によって適したお手入れが異なります。施工会社や設備メーカーの取扱説明を確認し、自分たちが無理なく続けられる手入れかを判断してください。
③設計・施工会社選び|信頼できるパートナーが成功のカギ
造作キッチンは、設計の自由度が高いぶん、施工の精度だけでなく、暮らし方を図面に落とし込む力が求められます。施工事例を見る際は、デザインの好みだけでなく、収納・動線・素材について、どのような課題をどう解決しているかも確認しましょう。
打ち合わせでは、好きな写真を共有するだけでなく、料理をする人数、手持ち家電の寸法、ゴミ箱の数、食器や調理器具の量、カウンターを食事や作業に使うかどうかまで具体的に伝えることが大切です。
そのうえで、平面図や展開図、必要に応じてパースを見ながら、通路幅、収納の位置、扉や引き出しの開き方、コンセント、水栓や食洗機などの設備を確認しましょう。
冷蔵庫や背面収納の扉を開けた状態でも無理なく動けるかまで確認しておくと、完成後の使いにくさを防ぎやすくなります。
これらの注意点を踏まえた上で、実際にキッチンをリフォーム・リノベーションした方々の生の声も非常に参考になります。
「経験者に聞いた!キッチンのリフォーム・リノベーションに関する満足度調査」では、リフォーム・リノベーションで解決したかった不満やストレスと、実際の満足度についてまとめられています。
ゼロリノベを利用してリノベーションした方の口コミもご覧いただくと、さらに具体的な参考情報が得られるはずです。
髙橋造作キッチンは理想を追求できるのがメリット。でも実際にできあがるまで仕上がりがわからないことや、費用が高くなる可能性もあるため、システムキッチンとしっかりと比較していくことも大切です。
リノベ費用を算出して施工事例を見てみる
ゼロリノベは業界では新しい「定額制」のリノベーションを行っています。
下記はリノベーション費用のシミュレーターです。リノベーション予定の平米数から、リノベーション費用のおおよその金額を算出します。また、その金額とマッチする施工事例を紹介しているので、ぜひお試しください!
実例から、自分たちの暮らしに合うキッチンを考えよう
造作キッチンは、見た目を整えるだけでなく、料理をする人の動き、収納したいもの、家族との過ごし方に合わせて、暮らしの風景をつくれる選択肢です。
二列型、コの字型、オープン型、カウンター一体型、アイランド型など、使いやすい形は住まいの広さや家族構成、キッチンで過ごしたい時間によって異なります。
実例を参考にしながら、「今のキッチンで不便に感じていること」「これからの住まいで大切にしたいこと」を整理してみてください。
「造作キッチンにしたいけれど、今の住まい・検討中の物件で実現できるかわからない」「既製品と造作をどのように組み合わせればよいか、予算内で考えたい」という方は、中古マンションリノベーションの進め方から整理してみませんか。
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