外観のリノベーションでできることは?工事内容や費用を解説


「外観のリノベーションってできるの?」
「どのようなことができるの?」

このようにお悩みではありませんか。

「リノベーション」は、内装をキレイにするイメージをお持ちの方も多いですが、外観だけのリノベーションも可能です。外観をリノベーションすることで、見た目が古くなってきた家の外観を一新して別の家のようにすることができます。

実は外観のリノベーションは、メンテナンスの面でもおすすめです。

なぜなら家の外側は、家を雨や紫外線など過酷な環境から私たちを守ってくれているため、一番劣化しやすいのです。

実際に、屋根や外壁に使われている塗料などの材料には耐用年数があります。材料によってその年数は変わってきますが、短いものだと5年ほど長くても20年に一度はメンテナンスが必要です。メンテナンスを怠ると雨漏れやひび割れが生じやすく家自体の老朽化が早く進んでしまいます。

外観のリノベーションは見た目をきれいにするだけではなく、家を長く丈夫に保つためにも必要です。

この記事では以下の内容を解説していきます。

◎外観のリノベーションでできる工事の種類
◎外観をリノベーションするメリット
◎外観をリノベーションするデメリット
◎外観のリノベーションがおすすめな人
◎外観のリノベーションにかかる費用
◎外観のリノベーションを依頼する会社の選び方
◎外観のリノベーションを成功させるためのポイント
◎リノベーションで外観をおしゃれにするコツ

この記事を最後までお読みいただくと、外観のリノベーションでできることやかかる費用が分かり、外観のリノベーションをした方がよいかの判断ができます。

外観のリノベーションに興味がある方や、外観をリノベーションするかどうか悩んでいる方はぜひ参考にしてみてくださいね。

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“【著者】ゼロリノベ編集部"

[著者]

ゼロリノベ編集部

「住宅ローンサポート・不動産仲介・リノベーション設計・施工」をワンストップで手がけるゼロリノベ(株式会社groove agent)。著者の詳しいプロフィール



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【5種類】外観のリノベーションの種類とは

【5種類】外観のリノベーションの種類とは外観のリノベーションができることはお分かりいただけたと思いますが、外観のリノベーションではどのようなことができるかイメージできない方もいらっしゃると思います。

ここでは外観のリノベーションでできる工事の種類について解説していきます。工事できる部分は大きく分けて5つあります。

  • 外壁のリノベーション
  • 屋根のリノベーション
  • 玄関/ドアのリノベーション
  • 窓のリノベーション
  • 外構のリノベーション

それぞれどのような工事があるか解説していきますね。

1-1.外壁のリノベーション

外観のリノベーションの中で最も一般的なのが外壁のリノベーションです。

外壁は家の外観の中で1番面積が広く、外観の印象を左右する部分です。そのため、外壁をリノベーションすると住宅全体がきれいにな印象になります。

また、外壁は見た目だけでなく、防水性・断熱性・耐火性・遮音性・耐震性など機能面の役割もあります。そのため、定期的なメンテナンスをしていないと、雨漏りなど家自体の老朽化を早めることになります。

外壁の工事方法には大きく2種類あります。

  • 外壁塗装
  • 重ね張り、張り替え

それぞれに長所短所があるうえ、費用やデザインなども異なります。外壁材ごとの特徴を知って最適なものを選択しましょう。

1-1-1.外壁塗装

1-1-1.外壁塗装

外壁塗装とは外壁をペンキなどの塗料で塗ることです。外壁の塗装は手軽にできることから外観リノベーションの中でも最も人気があります。

塗装の費用相場(一般的に多い2階建て200㎡を塗装する場合)】

  • 外壁塗装:80万円~150万円

外壁塗装の費用の相場は使う塗料によっても大きく変わってきます。価格が安い塗料は初期費用は抑えられますが、こまめなメンテナンスが必要になります。高い塗料は初期費用はかかりますが、メンテナンスの頻度が少なく家の機能性も向上するので、長期的に見るとかえって安く仕上がります。

1-1-2.重ね張り・張り替え

1-1-2.重ね張り・張り替え

重ね塗りや張り替えは、外壁材を撤去して新しいサイディング材やタイルなどを張ることです。

【費用相場(一般的な面積100㎡~200㎡)】

  • 130万円~220万円

費用の相場としては130万円〜220万円ほどで、外壁塗装に比べて費用は上がります。しかし、外壁の内部の補修もできるので雨漏りを補修できたり、より耐久性を高められたりします。

このように、外壁のリノベーションには外壁塗装と外壁材の張り替えの2種類があります。どちらもメリットデメリットがありますし、材料によって費用も大きく変わるので目的に合わせて選択しましょう。

1-2.屋根のリノベーション

外壁だけでなく、屋根もリノベーションできます。屋根は建物の中で1番雨風をしのいでいる大事な部分なので、定期的なメンテナンスが必要です。

屋根のリノベーションは大きく2つに分けられます。

  • 屋根塗装
  • 重ね葺き、葺き替え

【屋根塗装】
屋根塗装は外壁塗装と同じように、塗料を塗る工事のことです。費用も抑えられ手軽に取り入れやすい工事です。使用する塗料によって価格や質感、メンテナンス性などが異なるのでバランスを見て使用する塗料を選ぶとよいでしょう。

【重ね葺き・葺き替え】
重ね葺き(かさねぶき)」とは、すでにある屋根の上に防水シートと新しい屋根材を被せる施工のことです。屋根材をはがして新しい屋根材をつける「葺き替え」作業の場合、はがす手間と工賃がかかるうえ、はがした屋根を処分する費用もかかります。しかし、屋根の下地まで新しくできるのでより雨漏りしにくくなり、耐久性もアップします。

【費用相場(一般的な30坪の住宅)】
それぞれの費用の相場はこのようになっています。

  • 屋根塗装…30万円~60万円
  • 重ね葺き…60万円~250万円
  • 葺き替え…95万円~240万円

屋根も外壁同様、使う材料により長所や短所があるのでそれぞれの材料の特徴を知って、ベストなものを選んでくださいね。

屋根は大きさや形状により費用の差が生じやすく、面積が少なかったり、屋根の形状がストレートだと費用を抑えることができます。

1-3.玄関/ドアのリノベーション

玄関のドアを新しいものに変えるだけでも、見た目のイメージはがらりと変わります。また、見た目が良くなるだけでなく以下のようなメリットもあります。

  • 風通しを良くしたり、彩光を取り入れることができる
  • バリアフリーにも対応した、広い開き戸にすることができる
  • 電子錠やオートロックなどの最新技術を取り入れ防犯対策を強化できる

玄関をリノベーションすると、見た目だけでなく、防犯やバリアフリーの面でも利点が大きいです。

玄関のドアは2種類あります。

  • 開き戸タイプ
  • 引き戸タイプ

【開き戸】

1-3.玄関/ドアのリノベーション

開き戸は手前に引くか奥に押して開けるタイプのドアです。日本の玄関ドアの主流のドアでもあります。デザインが豊富で断熱性や防犯性が高い特徴があります。

【引き戸】

【引き戸】

引き戸は横にスライドさせて開けるタイプのドアです。

昔の日本家屋のイメージが強い方も多いですが、開け閉めしやすく車いすやベビーカーでの移動がしやすいことや、玄関まわりのスペースが不要なことから、最近は好んで引き戸にする方も増えています。

【費用相場】
15万円~50万円

ドアだけの交換ですとドア本体の値段と工事費数万円ですが、開き戸から引き戸への変更などになると、工事も大きくなり費用も高くなります。

1-4.窓のリノベーション

1-4.窓のリノベーション

窓を変えるだけでも、家の印象は変わります。また、窓をリノベーションすることで、以下のようなメリットもあります。

  • 断熱性が高まる
  • 日射を防ぐ
  • 防音性を高める
  • 防犯性を高める

見た目だけでなく機能性や安全面でも窓のリノベーションは効果的です。

窓のリノベーションの工事の種類は以下の2つです。

  • 別の窓ガラスへ交換する
  • 新しく窓を設置する(カバー工法)

それぞれの工事の内容と費用の相場をお話ししますね。

【別の窓ガラスへ交換する】
既存の窓ガラスから別の窓ガラスへガラス本体のみを取り替える工事のことです。断熱性を高めるため真空ガラスや複層ガラスに取り替えることが多いです。

【費用相場】約10万円~

窓ガラスの交換のみで工事などが必要ないので、1日あれば変更できますし、工事費も取り換え代と窓ガラス代のみとなります。

【新しく窓を設置する】
日本家屋は横開きの窓も多いので、窓だけ変えて雰囲気をガラッと変えるのは難しい場合もあります。その場合は、サッシごとリノベーションすることになります。

【費用相場】約17万円~60万円 (サッシは外側アルミ・内側樹脂)

窓は比較的リノベーションしやすい場所になるので、取り入れやすい場所でしょう。

1-5.外構のリノベーション

外観リノベーションで重要な要素の一つは、外構のリノベーションです。具体的な外構の例としては、玄関アプローチや駐車場、植栽などがあります。

これらは建物の外観に大きな影響を与えるパーツです。

特に建物の正面にある玄関アプローチにこだわることで、おしゃれな印象を与える家に仕上げることができます。外構リノベーションの費用の相場は以下の通りです。

【玄関アプローチ】

ガレージや外から玄関へのアプローチを設置する工事です。

費用相場:20~40万円

【フェンス・ブロック塀】

家のまわりにフェンスやブロック塀を建てる工事です。

費用相場:30~50万円

フェンスやブロックの種類によって費用は前後します。

【植栽】

家の周りに植物を植える工事です。

費用相場:10~30万円

防風・冷却効果があるほか、外から中の様子を見えにくくする効果もあります。

【ウッドデッキ】

家にウッドデッキを設置する工事です。

費用相場:20~50万円

ウッドデッキを設置するだけで外観がかなり華やかになります。

【項目別】外観のリノベーションにかかる費用の目安

【項目別】外観のリノベーションにかかる費用の目安

外観のリノベーションを検討する際、気になるのは費用です。いったいどれくらいかかるのか以下の3箇所にわけて紹介します。

  • 外壁のリノベーション
  • 屋根のリノベーション
  • 玄関/ドアのリノベーション

それぞれ解説していきますね。

2-1.外壁のリノベーション

外壁は塗料やサイディング材など使う材料によって費用は変わります。外壁塗装と重ね張り、張り替えでかかる費用の内訳をそれぞれ詳しく解説していきますね。

2-1-1.塗装する場合

外壁塗装の平均的な費用相場は80万円〜150万円です。(一般的な2階建て住宅/塗装面積200㎡)

詳しい内訳は以下の通りです。

基本的には、飛散防止ネット・高圧洗浄・養生・施工費はどの塗装工事でも必要になります。付帯塗装工事は塗装する場所によって異なるので、付帯塗装工事が必要な工事をするかどうかで費用も大きく変わります。

例えば、一般的な2階建て住宅で塗装面積が200㎡で計算してみましょう。塗料は一般的に多いシリコン塗料を利用し、付帯塗装工事は除いて計算します。

飛散防止ネット 100円 × 200㎡ = 20,000円
高圧洗浄    100円 × 200㎡ = 20,000円
養生      250円 × 200㎡ = 50,000円
施工費    1,000円 × 200㎡ = 200,000円
現場管理費  30,000円
廃材処理費  10,000円
塗料     2,300円 × 200㎡ = 460,000円

一般的によく使われるシリコン塗料で計算した場合、一回の塗装代で安くても75万円はかかります。付帯塗装工事など何も含めていない最低料金ですので、あと数十万円はプラスされると考えておいた方がいいでしょう。

また、塗料を別のものにすると塗料代も変わるので、塗料の性質やメンテナンス性も考えてどの塗料にするか選びましょう。

2-1-2.重ね張り・張り替えの場合

【費用の相場】

重ね張り・張り替えの場合の費用の相場は130万円~220万円です。

先ほど同様に一般的な2階建て住宅、工事面積200㎡で計算してみましょう。

サイディング材 3,500円 × 200㎡ = 70万円
重ね塗り工事費 2,500円 × 200㎡ = 50万円
足場       600円 × 200㎡ = 12万円
養生       250円 × 200㎡ =  5万円
防水シート               5万円
シーリング               15万円
下地同縁     850円 × 200㎡ = 17万円
土台水切り設置             5万円
運搬費・諸経費             10万円

一般的な2階建ての住宅で窯業系サイディング材で重ね塗りをした場合、174万円かかります。材料を変えることで費用も変わってきますし、面積や会社によっても費用は変わるので必ず見積もりを出してもらってくださいね。

2-2.屋根のリノベーション

屋根塗装の平均的な費用は、40万円〜60万円です。

内訳の詳細は下の表に記入していますが、一般的な工事では「高圧洗浄」「養生」「諸経費」は必ずかかります。雨どいなどの付帯部分は劣化の状況を見て、必要であれば付け足しましょう。

一般的な2階建ての住宅の屋根塗装を計算してみます。塗り面積は60㎡で計算します。

高圧洗浄  100円 × 60㎡ = 6000円
養生    250円 × 60㎡ = 15000円
足場台   600円 × 60㎡ = 36000円
現場管理費           30000円
廃材処理費           10000円
施工費   1000円 × 60㎡ =   6万円
塗料    2300円 × 60㎡ = 13万8000円

一般的によく使われるシリコン塗料で計算した場合、一回の屋根塗装で30万円かかりました。今回は付帯塗装工事は除いて計算しているので、付帯装備も塗装してもらったり、塗料のグレードをあげるともっと費用がかかります。

屋根は雨漏りを防ぐ重要な部分ですので、メンテナンス性も考慮して使う塗料を選びましょう。

2-3.玄関/ドアのリノベーション

玄関ドアのリフォームにかかる費用の相場は30万円〜50万円です。

費用の内訳はこちらです。

玄関ドアのリノベーションはドアのみ交換するのか、工事も必要なのかによってかかる費用が大きく変わります。ドアの交換だけでしたらドア本体代と交換費の2~3万円だけです。しかし、引き戸から開き戸にするなどドアの形状などが変わると工事費も高くなります。

防犯やバリアフリーなどの観点からも考えて、どのようなドアにするか検討するとよいでしょう。

外観をリノベーションする5つのメリット

外観をリノベーションする5つのメリット

ここで、外観をリノベーションするメリットを確認しておきましょう。

外観のリノベーションをするメリットは以下の5つです。

  • 見た目がきれいになる
  • 機能性が高まる
  • 家が長持ちする
  • 定期的なメンテナンスコストの削減につながる
    戸建ての売却で有利になる

それぞれ解説していきますね。

3-1.見た目がきれいになる

外観をリノベーションすると、見た目の印象ががらりと変わりきれいになります。

古い家の見た目を新しくしたり好みの雰囲気に変更したりと、見た目を変えるだけでまったく別の家のように変えられます。

外壁のリフォームをした例がこちらです。

左が塗装前、右が塗装後の写真です。外観を白から黒に塗装し、ドアや窓を替えるだけで、きれいでモダンな雰囲気に変わりました。

このように、リノベーションをすると古い外観がきれいになりイメージチェンジできるのが、外観をリノベーションするメリットです。

3-2.機能性が高まる

住宅の機能性を高められるのも外観をリノベーションするメリットです。

外壁に使用する材料の種類によって、断熱性に優れているもの、遮音性に優れているもの、耐震性や耐火性に優れているものなど、特化している機能は違ってきます。

例えば、断熱性に優れた材質にすると、太陽光は取り入れつつ室内と室外の熱を行き来しにくい構造になります。結果として季節問わず冷暖房の効率を上げられ、電気代を節約できます。

また、耐震性の強いものにすれば地震が来ても倒壊しづらくなりますし、耐火性の強いものにすれば火事になりにくくなります。。
外壁を新しいものに変えることで機能性が向上し、省エネになったり災害に強い家にしたりできます。

3-3.家が長持ちする

家が長持ちするのも外観をリノベーションするメリットです。

屋根や外壁は、強い紫外線や雨風、地震などから家を守っているため、知らず知らずのうちにかなりダメージを受けているのです。そのため、日に日に劣化が進んでいます。

例えば屋根が劣化してくると、雨漏りする危険が出てきます。雨漏りするまで屋根の状態が悪化してしまうと、屋根だけでなく天井や床まで修復が必要になり、その分費用と手間がかかります。雨漏りする前に、屋根をリノベーションしてきれいにしていれば天井や床の修復までする必要はなくなります。

また、外壁が劣化してひび割れが生じた場合、その隙間から雨や湿気が入り込み家を劣化させたり、シロアリの被害を及ぼすことになります。外壁にひびが入る前に外壁をリノベーションすることで、住宅の劣化やシロアリの被害を防げます。

3-4.定期的なメンテナンスコストの削減につながる

外壁や屋根の材料や塗料には、遮熱効果だけでなく、汚れやカビにも強いものがあります。そのため、汚れにくくカビにくい外装材を使うと、建物の外観を長く美しく保てます。

さらに、洗浄や塗り替え・張り替えの頻度を減らすことで、メンテナンス費用を削減できるでしょう。

3-5.戸建ての売却で有利になる

リノベーションによって戸建て住宅の外観が美しくなると、売却しやすくなります。

見た目の魅力だけでなく、補修によって住宅の耐久性も向上し、購入を検討する人にとっても魅力的な要素となります。

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外観をリノベーションする2つのデメリット

外観をリノベーションする2つのデメリット

外観をリノベーションするメリットをお話ししましたが、よい面ばかりではありません。外観のリノベーションはメンテナンスをする意味でも必ずしなくてはならないことですが、デメリットもあります。どのようなデメリットがあるか、しっかり確認しておきましょう。

外観をリノベーションするデメリットは以下の2つです。

  • まとまった費用がかかる
  • 近所に配慮が必要

それぞれ解説していきます。

4-1.まとまった費用がかかる

まずは、まとまった費用がかかることです。

外壁を塗装するだけで安くても60万円以上はかかります。外壁を塗装するときに屋根のメンテナンスを一緒にする人も多いので、屋根も塗装するとなるとすぐに100万円以上はかかってしまいます。

外観をリノベーションするとまとまった費用がかかることはデメリットです。

4-2.近所に配慮が必要

次に、近所に配慮が必要なこともデメリットです。

外観を工事するときは住宅のまわりに足場を組み立てたり、外での工事になるので騒音が必ず発生します。騒音がするとうるさく感じる方もいるでしょうし、高い足場が組み立ててあると倒れる心配があったりと、少なからず近所の方に迷惑をかけてしまいます。

このように近所の方に配慮が必要なデメリットがあります。

外観のリノベーションするのがおすすめな人3選

外観のリノベーションするのがおすすめな人3選

外観をリノベーションするメリットやデメリットもお分かりいただけたと思います。メリットやデメリットをふまえた上で、外観のリノベーションがおすすめな人はどのような人なのか解説していきます。

外観のリノベーションがおすすめな人は次のような人です。

  • 居住中の住宅のメンテナンスを10年以上していない人
  • 中古住宅を購入した人
  • 今住んでいる住宅のイメージを変えたい人

それぞれ解説していきますね。

5-1.居住中の住宅のメンテナンスを10年以上していない人

今住んでいる住宅の外観のメンテナンスを10年以上していない人は外観のリノベーションをおすすめします。

その理由は外壁や屋根には耐用年数が決まっており、時間が経つほど材料自体が劣化して家自体を老朽化させてしまうからです。

例えば、ウレタン塗料の耐用年数は7年~10年ですが、外壁の塗り直しを15年間していなかった場合、塗装が劣化しひび割れなどが起こっている可能性があります。外壁が劣化してひび割れが生じると、建物の老朽化が急速に進むうえ雨漏りなどの心配もあります。

外壁や屋根に使用している材料によって、耐用年数は5年から20年ほどと変わってきますが、いずれにせよメンテナンスが必要です。もし今住んでいる住宅の屋根や外壁のメンテナンスを10年以上していない方は、リノベーションをおすすめします。

5-2.中古住宅を購入した人

中古住宅を購入し、外観のイメージを変えたい方にも外観リノベーションはおすすめです。

その理由は以下の2つです。

  • 外観を好みの雰囲気に変えること
  • 老朽化を防ぐこと

中古住宅を購入するときに、内装は割とキレイで気に入ってるけれど外観が好みでないもあります。外観をリノベーションして好みの雰囲気に変えることで、家への愛着が増すでしょう。

また、外壁や屋根は5年~20年ほどでメンテナンスが必ず必要になります。そのため、購入後の老朽化を防ぐといった観点でも、中古住宅を買った際に物件のメンテナンス状況を確認し、外観のリノベーションを検討してみるとよいでしょう。

5-3.今住んでいる住宅のイメージチェンジをしたい人

今住んでいる住宅のイメージを変えたい場合も外観のリノベーションがおすすめです。

外観を変えるだけでまったく違う家のように見えます。

以下の事例のように外壁を塗装しドアと窓を替えただけで、とてもきれいでモダンな印象にすることができるのです。

このように今住んでいる家のイメージチェンジがしたい人は外観のリノベーションがおすすめです。

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外観のリノベーションを依頼する会社の選び方とは

外観のリノベーションを依頼する会社の選び方とは

外観のリノベーションをする際、会社選びは重要です。特に外壁や屋根のリノベーション会社は悪質な会社も多くいるので、安いからといった理由で依頼してしまうと、追加料金を請求されたり、欠陥工事だったりと失敗してしまいます。

国土交通省が管轄する公益財団法人「住宅リフォーム・紛争処理支援センター」による調査によると、リフォーム後に不具合が生じた部位の相談は屋根や外壁などの外観リノベーションが多いことが分かります。

参考:住宅リフォーム・紛争処理支援センター 住宅相談統計年報2021より

なぜ外観のリノベーションで不具合が起きやすいのかというと、外観のリノベーション会社の中には悪質な会社もいるからです。

外観のリノベーションは施行後に不具合が生じることが多いので、信頼できる会社を選ぶことが重要です。

外観リノベーションの会社選びの3つのポイントとは

外観リノベーションの会社選びの3つのポイントとは会社を選ぶ際は複数社に見積もりを出して話を聞いて決めましょう。その際に、会社を選ぶポイントを解説していきます。

  • 見積もり前の診断をしっかりしてくれるか
  • 見積書の内容は明確か、価格は妥当か
  • 保証やアフターケアの内容はどうか

それぞれ解説していきますね。

7-1.見積もり前の診断をしっかりしてくれているか

見積もりを出す前に建物がどれくらい劣化しているかをしっかりと診断してくれる会社か確認しましょう。

特に屋根や外壁やひび割れなどの状況により、雨漏れなどがおこる可能性もあるので建物の状況をしっかり確認しないと見積もりができませんよね。悪徳な会社は、見積もり前の診断をしっかり行わずに見積もりを持ってきた際に少し確認する程度だったり、屋根に上らず下から眺めるだけだったりします。

診断をしっかりしてから見積もりを出してもらわないと、後から追加の修復費が発生したり、修復をないがしろにされる可能性もあります。

見積もり前の診断をしっかりしてくれる会社かどうか確認をしましょう。

7-2.見積書の内容は明確になっているか、価格は妥当か

見積もりは一社だけでは価格の相場が分からないので必ず複数社に見積もりをもらうようにしましょう。

その際に、見積もりの額が高すぎたり安すぎたりする会社は危険です。見積もりの額が相場からかけ離れていないかどうか確認しましょう。

例えば、外壁塗装の依頼をする場合、次のような見積書は注意が必要です。

【見積書の悪い例】

  • 塗装する面積が「㎡」ではなく「坪」で書かれている
  • 「塗装工事一式」と見積もりの内訳が書かれていない

通常、塗料の面積は「㎡」で計算されます。それを「坪」で計算している場合、塗料を適量使っているか分かりません。坪で計算された見積もりの場合、あとで塗料が足りなくなって追加料金を請求されるか、塗料を薄めて使われる可能性があるのです。

また見積書に内訳が書かれておらず「塗装工事一式」などとあいまいにされている場合、この部分も工事してくれると思っていたとのちのちトラブルになる可能性もあります。また内訳を細かく丁寧に記載してくれないのは信用できませんよね。

このように見積もりを出してもらったときに、妥当な値段かどうか、見積書の内容はどうか確認をしましょう。

7-3.保証やアフターケアの内容はどうか

リノベーション後の保証やアフターケアがあるか確認しましょう。

特に屋根や外壁の場合、リノベーションしてもらった直後は良くても、数年経ってすぐにひび割れが生じたり、どこかに不具合が出たりする可能性があります。優良な会社は、5年~10年ほどの保証やアフターサービスをつけてくれる会社が多いです。

保証の内容としては、例えば以下のようなことがあります。

【保証内容の例】

  • 塗装工事をして1年後に塗装が剥げてしまったので、剝げた部分をキレイにしてもらった
  • リノベーション後、半年後に内壁にひびを発見したので、修理してもらった

不具合が起こる可能性のある外観のリノベーションだからこそ、保証やアフターサービスのある安心できる会社に依頼しましょう。

また、保証をつけてもらう際は口約束ではなく「保証書」などを発行してもらい証明できるようにしておくことが大切です。

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外観のリノベーションを成功させる2つのポイント

外観のリノベーションを成功させる2つのポイント

ここでは外観のリノベーションをする際に役立つ知識をお話ししていきます。以下のポイントを知っておくことで、「本当とはもっと費用を節約できたのに……」などと後悔することがなくなります。

外観リノベーションを成功させるポイントは以下の2つです。

  • コスパとデザイン性が優れている「まとめて施工」
  • 素材選びはメンテナンス性を考慮する

それぞれ解説していきますね。

8-1.コスパとデザイン性が優れている「まとめて施工」

外観のリノベーションは複数個所をまとめてすることで、見た目が良くなるだけでなく費用も抑えられます。

外壁や屋根をリノベーションする際は足場を組む必要があり、一般的な住宅で15万円前後かかります。外壁と屋根のリノベーションを5年後などに分けると、その都度足場を組まないといけませんが、まとめて外壁と屋根のリノベーションを行うと足場代は一回分の代金で済みます。それだけでも15万円の節約になるのです。

外観のリノベーションをまとめて行うことで見た目の印象が良くなるだけでなく、コストも削減できます。

8-2.素材選びはメンテナンス性を考慮する

使う素材を選ぶときは、メンテナンス性を考慮して選びましょう。

外壁や屋根をリノベーションする際は、使う素材によってメンテナンスするサイクルが変わってきます。一見、安い素材を使う方が費用が抑えられそうですが、メンテナンスするスパンが短くなり長い目で見るとかえってコストがかかってしまったことになる可能性があります。

例えば、外壁塗装とサイディング材で見てみましょう。

ウレタン塗料を使った場合と、金属材ディングを使った場合の費用で、それぞれ40年間メンテナンスするとどれくらいの費用の差になるか計算してみます。

なお、塗装の場合は15年~20年に2回はひび補修・再塗装・シーリングのメンテナンスも行います。金属サイディングの場合は、15年~20年に1回の再塗装、2回はシーリングメンテナンスを行います。

このように、初めの一回目はウレタン塗料は80万円、金属サイディングは185万円かかるので、初期費用をみるとウレタン塗料の方が優れています。しかし、20年目でメンテナンス費は同じになり、その後塗料の方が費用がかさんでいるのが分かります。

このように、リノベーションする素材を選ぶ際は、初期費用ではなく、長期的なメンテナンス性を考慮して素材を選びましょう。

リノベーションで外観をおしゃれにする5つのコツとは

リノベーションで外観をおしゃれにする5つのコツとはリノベーションで外観をおしゃれにするコツは主に以下の5つです。

  • 生活感を極力排除する
  • 屋根や外壁の素材にこだわる
  • カラーバランスを意識する
  • 窓の位置をアクセントにする
  • ライトアップを施す

それぞれ解説していきますね。

9-1.生活感を極力排除する

家の外側にある生活感を連想させるものは、なるべく見えないようにすることで、より洗練された外観を演出できます。

例えば、ガスボンベやガスメーター、エアコンの室外機、給湯器、スタッドレスタイヤ、乱雑な自転車などのようなものが見えると、おしゃれに仕上げた外構の魅力が半減してしまいます。

そこで、外構の目隠しや物置を上手に活用して、建物のの正面に生活感が見えないようなレイアウトを考えてみましょう。外観をさらに引き立たせることができます。

9-2.屋根や外壁の素材にこだわる

外壁や屋根、外構部分に使用する素材を変えることも、おしゃれな外観リノベーションテクニックの一つです。

外壁材を例に挙げると、一般的なものには窯業サイディングや金属サイディング(ガルバリウム鋼板)、トタン、モルタル、木質サイディング、レンガ、タイルなどがあります。

築年数の古い中古住宅によく見られるモルタルやトタンの外壁を、他の素材に交換するだけでもイメージが一変します。

同じカラーでも素材によって雰囲気が変わることが多いため、お好みのスタイルに合わせて選んでみましょう。

9-3.カラーバランスを意識する

外壁や屋根のカラーを変えることは外観リノベーションの基本ですが、全体のバランスにこだわるとさらにおしゃれに仕上げることができます。外観カラーには絶対の正解はありませんが、次のようなバランス感を意識するとセンスよく見せられます。

全体のカラーを3色以内にまとめ、ベースカラーを70%、アソートカラー25%、アクセントカラー5%を意識することが重要です。

建物だけでなく、サッシや外構部分までカラーコーディネートすることで、外観全体が魅力的に仕上がります。

9-4.窓の位置をアクセントにする

断熱リフォームなどで窓を交換する際には、配置やサイズにも注意を払うことで、外観にアクセントを加えられます。実際、新築住宅でも人気のある縦横スリットやスクエア窓に変えている家も増えてきています。

窓はどの家にも必ず存在するものなので、さりげないアクセントとして上手に活用しやすいのもメリットです。

また、彩光やプライバシーなどの要素も考慮しながら、窓の交換をするときは外からの見え方にも気を配ってみましょう。

9-5.ライトアップを施す

ガーデンライトやスポットライトなどを活用することで、外観をライトアップするのはおしゃれにする有効な方法です。 外壁に光を当てて素材感を引き立てたり、シンボルツリーをライトアップしてシルエットを強調したりと、照明でさまざまな演出が可能です。

また、デザインの魅力だけでなく、夜間の視認性や防犯効果も期待できます。 自動点灯・消灯するタイプのライトを選べば、つけ忘れや消し忘れの心配もありません。

まるでリゾートホテルやおしゃれなレストランのように、自宅を素敵にライトアップしてみましょう。

外観のリノベーションに関するよくある質問

外観のリノベーションに関するよくある質問最後に、外観のリノベーションに関するよくある質問を3つ紹介します。

  • おしゃれな外観リノベーションのデザインは何がある?
  • リノベーションによって外観を和風から洋風にできる?
  • フルリノベーションとの費用の違いは?

それぞれに回答するので、最後までご覧ください。

9-1.おしゃれな外観リノベーションのデザインは何がある?

おしゃれな外観リノベーションのデザインには以下のようなものがあります。

  • モダン・シンプル
  • スタイリッシュ
  • ナチュラル
  • シンプル

目指すデザインによって素材なども変わってくるので、まずは業者に相談してみることをおすすめします。

9-2.リノベーションによって外観を和風から洋風にできる?

和風の家を洋風に変えることは可能です。コツは和風の要素を取り除くことです。例えば、和瓦や茶色の雨戸の戸袋が付いたサッシは、そのままでは和風の特徴が残ってしまいます。

そこで、雨どいの色も変えることで外観の完成度が高まり、違和感なく洋風になるでしょう。

また、外壁にはラップサイディングを使ったり、玄関まわりにシェイクスタイルのサイディングを使ったりするだけでも、イメージが大きく変わります。

9-3.フルリノベーションとの費用の違いは?

フルリノベーションよりも外観リノベーションだけの方が費用は安く済むことが多いです。

施工範囲や工事する場所が狭かったり少なかったりするためです。しかし、外観すべてを変更するような大規模なリノベーションの場合、内装も含めたフルリノベーションと費用がそこまで変わらない場合もあります。

費用が変わらない場合は内装も同時に変えてしまった方がコスパがよいため、まずは業者と相談してみるとよいでしょう。

まとめ

リノベーション 外観いかがだったでしょうか?外観のリノベーションでできる内容や費用などが理解できたと思います。

最後にこの記事をまとめますと、

◎外観のリノベーションは可能であり必須

◎外観のリノベーションでできる場所は

  • 屋根
  • 外壁
  • 玄関
  • カーポート

◎外観をリノベーションするメリットは

  • 見た目がキレイになる
  • 機能性が高まる
  • 家が長持ちする

◎外観のリノベーションがおすすめな人

  • 居住中の住宅のメンテナンスを10年以上していない人
  • 中古住宅を購入した人
  • 今住んでいる住宅のイメージチェンジをしたい人

◎外観のリノベーションにかかる費用

  • 屋根は40万円~100万円
  • 外壁は80万円~230万円
  • 玄関は30万円~50万円

◎外観のリノベーションを依頼する会社の選び方

  • 見積もり前の診断をしっかりしてくれるか
  • 見積書の内容は明確になっているか、価格は妥当か
  • 保証やアフターケアの内容はどうか

◎外観のリノベーションを成功させるためのポイント

  • まとめて施工することでコスパとデザイン性◎
  • 素材選びはメンテナンス性を考慮する

◎ リノベーションで外観をおしゃれにするコツ

  • 生活感を極力排除する
  • 屋根や外壁の素材にこだわる
  • カラーバランスを意識する
  • 窓の位置をアクセントにする
  • ライトアップを施す

この記事を元にあなたの外観のリノベーションがうまくいくことを願っています。