戸建てリノベーションの費用とは?費用相場、安く抑えるコツ、6つの事例を紹介!


近年では新しく家を建てるだけでなく、古くなった家をリノベーションして住む人が増えています。

とはいえ、なかには「一戸建てのフルリノベーションってできるの?」「リノベーションの費用はどのくらい?」と疑問に思う方も多いでしょう。

実際のところ、リフォームやリノベーションの内容によってかかってくる費用は変わってきます。

本記事では、リノベーション会社30社161事例の実際のデータからリフォーム・リノベーションにかかるリアルな費用を紹介します。

本記事でわかることは、以下のとおりです。

  • 業界30社161事例にもとづく戸建てリノベーションの費用相場
  • リノベ費用を決める10項目
  • 中古戸建てリノベーションの注意点
  • 戸建てリノベーションの費用を抑える方法
  • ゼロリノベの戸建てリノベーション事例(費用付き)

さらに本記事では、費用別のリノベーション事例も紹介しているので、戸建てのリノベーションを検討している方はぜひ最後まで読んでみてください。

Advisor

一級建築士 アドバイザー 西村 一宏

[監修]一級建築士

西村 一宏

リノベーション・オブ・ザ・イヤーを受賞した設計・施工部門の責任者としてゼロリノベ建築を担う。著者の詳しいプロフィール

Author

“【著者】ゼロリノベ編集部"

[著者]

ゼロリノベ編集部

元銀行員・宅地建物取引士・一級建築士が在籍して「住宅ローンサポート・不動産仲介・リノベーション設計・施工」をワンストップで手がけるゼロリノベ(株式会社groove agent)。著者の詳しいプロフィール

\一級建築士監修のWEBセミナー/

リノベーション費用の相場とは?リノベーションの方法によって異なる

リノベーション費用の相場とは?リノベーションの方法によって異なるインターネットで検索すると「リノベーション費用の相場は平米単価○万円」などの情報がありますが、サイトによって金額が異なります。

なぜなら、リノベーションの種類ごとに費用帯が大きく変わってくるにも関わらず、種類ごとに分けずに平均をとってしまっているからです。

一般社団法人リノベーション協議会からピックアップした、30社161事例の一軒家のリフォーム費用の相場をまとめた一覧表がこちらです。

中古戸建リノベーション費用の相場一覧
表層リノベ
(万円 / 税別)
フルリノベ
(万円 / 税別)
スケルトンリノベ
(万円 / 税別)
60㎡762万円1290万円1686万円
70㎡889万円1505万円1967万円
80㎡1016万円1720万円2248万円
90㎡1143万円1935万円2592万円
100㎡1270万円2150万円2810万円
110㎡1397万円2365万円3091万円

一般社団法人リノベーション協議会からピックアップした30社161事例の費用相場
※上記はあくまで参考・やりたい内容や建物状態によって費用は大きく変わる

上記の表を見る限り、土地面積が110平方メートルでは一戸建ての表層リノベとスケルトンリノベの差は1,000万円以上にもなります。

このように、リノベーションの種類によって費用は大きく異なります。

つまり一軒家のリノベーションにかかる費用を知るためには、「自分の家はどの種類のリノベに該当するか」を把握することが大切です。

リノベーションの代表的な3種類とは?

リノベーションの代表的な3種類とは?リノベーションには、次の3種類があります。

  • 表層リノベーション
  • フルリノベーション
  • スケルトンリノベーション

1つずつ順番に見ていきましょう。

2-1.表層リノベーション

表層リノベーションは壁紙や床材、最新式の設備への入れ替えなど「建物内側の表面的な部分」だけを新しくするリノベーションのことです。

骨組みなど木造住宅の構造部分や外壁は解体しません。、

また、床下の配管など見えない箇所には手をつけないことから、3つのなかでは簡易的なリノベーション方法になります。

2-2.フルリノベーション

フルリノベーションは、骨組みなどの構造部分や外壁は解体せず、修繕や改修を行うリノベーションのことです。

一戸建ての場合、外壁・屋根など建物の外側部分を修繕したり塗装し直します。、

建物の内側部分は床材や壁材の変更や設備交換などを行います。。

2-3.スケルトンリノベーション

内装・外壁をすべて解体・撤去し、基礎と木造の骨組みだけが残った状態を「スケルトン」と呼びます。

スケルトンリノベーションは、間取りも内装もすべて自由に一から作り直すリノベーションです。

リノベーションによっては、耐震補強を行ったり、基礎部分に断熱処理を施したりして、断熱性能を高めたりもします。

スケルトンリノベーションは、表層リノベーションやフルリノベーションよりも大規模なリノベーションとなることから、費用もその分かかってきます。

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戸建てリノベーション費用を決める10個の要素とは?

戸建てリノベーション費用を決める10個の要素とは?ここでは、一戸建てリノベーションの費用を決める10の要素を紹介します。

  • 平米数
  • 骨組み/構造部分
  • 間取り
  • 屋根
  • 外壁塗装
  • キッチン
  • お風呂
  • 壁・床の素材
  • 特注/造作
  • 外溝(エクステリア)

それぞれ順番に見ていきましょう。

3-1. 平米数

平米数が大きいほど工事面積も大きくなります。

その結果、より多くの費用が必要になります。

本記事の「リノベーション費用の相場表」のフルリノベーションを参考にすると、平米数が違うと以下のように費用が変わってきます。

  • 60平方メートル:1,290万円
  • 70平方メートル:1,505万円
  • 80平方メートル:1,720万円

費用を安く抑えたい方は、優先順位をつけ、リノベしたい箇所からリノベーションを行いましょう。

3-2. 骨組み/構造部分

木造一戸建ての骨組みや構造部分の劣化状況によって、リノベーション費用は大きく変わります。

状態が悪い一戸建ては家が崩壊する可能性があるため、構造部分をしっかりと補修・補強しなければなりません。

さらに、断熱処理や防音処理など基礎を強化するための特殊な工事が必要になる場合には、さらに費用がかかります。

一方、状態が良好な中古戸建ては構造部に手をつけなくていいので、表層リノベーションやフルリノベーションで十分です。

費用も抑えられるため、リノベーションを実施する際には物件選びが重要になってきます。

3-3. 間取り

間取りのリフォームで特に費用に影響するのは、水まわりの位置変更です。

現在の場所から水まわりを大きく移動させると、配管を延ばしたり床下配管に傾斜をつけたりするために、床を上げる工事が発生します。

また個室の数が多くなると、壁をつくったり扉を設けたりする費用が増えるため、安い工事費用では進められなくなります。

3-4. 屋根

屋根は家を雨から守る重要な要素です。

雨漏りしていなければ塗装のみで済みますが、雨漏りしている場合だと骨組みなどの構造部を侵食して建物の安全性が失われてしまうため、補修または交換する必要があります。

また、古い木造一軒家は断熱性能が低い傾向があるため、断熱リフォームもあわせて行う場合が多いです。

さらに屋根工事は、足場を組むため設置にも50万前後かかることがあり、工事費用と合わせて100万円以上の費用を見積もっておく必要があります。

3-5. 外壁塗装

外壁塗装は、見た目を良くするだけでなく、「住まいを保護する」ために欠かせない工事です。

塗装による塗膜が鎧の役割を果たし、厳しい自然環境から住まいを守ってくれます。

外壁塗装の目安となる費用は「1万円 × 延床面積」で簡易的に算出できます。

例えば、延床面積が80平方メートルの場合、目安となる費用は80万円(1万円 × 80平方メートル)です。

塗装費用は塗料の種類によって異なります。

また、断熱性能を高めるために断熱塗料や遮熱塗料を使う場合は高くなることもあります。

なお、外壁塗装をする場合も、屋根同様に足場を組まなければなりません。

足場設置の費用は50万円前後かかるため、屋根工事とあわせて行うと費用を節約できるのでおすすめです。

3-6. キッチン

キッチンは、メーカーやグレードの違いによって価格が50〜300万円程度と幅広く変わります。

費用の差が出やすい項目でもあるため、慎重に選ぶ必要があります。

ディスポーザーやビルトインオーブンなどの、高機能なオプションがついたタイプを望めば高額になりますし、温めるだけの必要最小限の機能でよければ安く抑えられます。

3-7. お風呂

お風呂は、ユニットバスを選ぶか在来工法でオリジナルのお風呂をつくるかによって、100万円以上の差が出るケースがあります。

なぜなら、在来工法では既存のお風呂をすべて解体したうえで部材をイチから作成するため、職人の作業が増えるからです。

在来工法は、解体も組み立ても容易なユニットバスに比べると作業日数も長くなり、コスト増につながります。

ユニットバスとは
ユニットバスとは、あらかじめ防水性の高い素材で浴槽・天井・床・壁などをユニット化し、現地に運んでスピーディに組み立てるバスルームのことを指します。

断熱性能にも優れており、現在新築マンションのほとんどは、ユニットバスが採用されています。

浴室在来工法とは
在来工法とは、床や壁の防水性を考慮しながら、モルタルとタイルで仕上げる方法のことです。

スペースに合わせて自由に作ることができます。

古い木造一戸建ては在来工法の浴室が多く、断熱性能が低い傾向があります。

3-8. 壁・床の素材

改修面積が広い壁や床の素材は、リノベーション費用に大きな影響を与えます。

例えば、80平方メートルをリノベーションする場合、1平方メートルあたり1,500円の床材だと「120,000円(80平方メートル×1,500円)」です。

一方、1平方メートル10,000円のこだわった床材を選んだ場合は「800,000円(80平方メートル×10,000円)」になります。

素材の選び方ひとつで大きな費用の差が生まれるため、壁や床材の素材は全体の予算を考慮して決めましょう。

3-9. 特注/造作

大きなロフトや多くの収納棚を造作でつくるほど、費用は大きくなります。

なぜなら、通常は既製品ですむところをイチから作成するため、職人の力を借りることになるからです。

例えばロフトを造作すると、大きさや素材にもよりますが、20万〜50万円程度かかるのが一般的です。

他にも何十万円もする特注ガラスを採用すれば、その分費用は高くなります。

また、防音室も簡易的なものから本格的な物まであり、選び方によって50〜400万円ほど費用差が発生することもあるでしょう。

3-10. 外溝(エクステリア)

外溝とは、一軒家の周りにあるウッドデッキ・塀・門・庭木・車庫などのことを指します。

嗜好に近い部分になるため、お金をかけようと思えばたくさんかけられます。

コストを抑えようと思えば一切手をつけずに0円にすることも可能です。

費用差が生まれやすい要素でもあるため、慎重に検討する必要があります。

戸建てリノベーションの3つのメリットとは?

戸建てリノベーションの3つのメリットとは?ここでは、戸建てリノベーションの3つのメリットを3つ紹介します。

戸建てリノベーションの3つのメリットは次の通りです。

  • 新築・買い替えよりもコストを抑えられる
  • 思い出の家を残せる
  • 理想の家にカスタマイズできる

それぞれ順番に見ていきましょう。

4-1.新築・買い替えよりもコストを抑えられる

間取りを変えたいときや家が古くなったときに、新築・買い替えを検討する方も多いですが、どちらも相応の金額が必要です。

リノベーションの場合、スケルトンリノベーションなど大規模なものになれば費用や工事期間もかかりますが、新築にしたり買い替えたりするよりも費用や期間が抑えられます。

また、建築費用を抑えられる分、家の中に予算をまわしやすくなり、設備や内装にも気を配れます。

4-2.思い出の家を残せる

住みづらいと思う部分があっても、長年暮らしてきた家には思い出が詰まっています。

リノベーションであれば、同じ家で長く家族と暮らした思い出を、リノベーション後にも残せます。

ライフスタイルの変化に合わせて、間取りの回収や最新の設備に交換しながら、自分の子どもへ家を引き継ぐこともできます。

4-3.理想の家にカスタマイズできる

マンションの場合、構造上の問題やマンションの管理規約によってリノベーションの内容に制限がかかります。

戸建て住宅だと、間取りなどの制限が受けにくく、自由にプランを決められます。

理想の家を手に入れられることは、リノベーションのメリットになるでしょう。

ただし、目の前の道路や、周辺住宅に影響が出るようなリノベーションは難しい場合があるので、事前確認が必要です。

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戸建てリノベーション費用に関する注意点とは?

戸建てリノベーション費用に関する注意点とは?戸建てリノベーションでは、物件購入費用とリノベーション料金以外にも費用がかかります。

盲点になりがちな、その他の費用や出費について確認しておきましょう。

戸建てリノベーション費用に関する注意点は、次の4つです。

  • 中古戸建て購入には諸費用がかかる
  • 場合によっては仮住まいが必要になる
  • 賃料と住宅ローンの二重払いが発生する
  • 希望通りのリノベーションができないリスクがある

それぞれ詳しく解説します。

5-1.中古戸建て購入には諸費用がかかる

中古の一戸建てを購入する際、物件費用の他に手付金や売買代金、引越し費用などのが必要です。

印紙税や登記費用、仲介手数料などの不動産の取得諸費用は物件代金により違いがあります。

一般的には「売買代金の10%程度」になるケースが多いので、目安にしておくとよいでしょう。

5-2.場合によっては仮住まいが必要になる

いま住んでいる自宅の一戸建てをリノベーションする場合、約3〜4ヵ月間の「仮住まい費用」が必要になります。

フルリノベやスケルトンリノベの場合、事故の危険がともなうため、住みながらのリノベーションはできないケースがほとんどです。

家財道具はレンタルしたトランクルームで保管し、ウィークリーマンションやマンスリーマンションに仮住まいするケースが一般的です。

5-3.賃料と住宅ローンの二重払いが発生する

中古の一戸建てを購入してリノベーションする場合、工事が終わって引越すまでの間に「いま住んでいる賃貸の家賃」と「住宅ローン」の二重払いが発生します。

二重払い期間を短くするには、家を購入後できるだけスムーズに「設計〜工事」を進ませる必要があります。

不動産売買契約後はすぐに設計の打ち合わせをスタートさせましょう。

なお、金融機関との交渉では、工事が終わるまでの間は住宅ローンの部分を丸々返済するのではなく、金利分のみにしてもらえる可能性があります。

ローン負担を軽減できるので、交渉してみることをおすすめします。

5-4.希望通りのリノベーションができないリスクがある

リノベーションでは、構造によって間取り変更ができない場合があります。

例えば、建物を支える耐力壁は撤去できないため、壁を取り除いた間取り変更は難しいです。

また、ツーバイフォー工法の場合は、間仕切り壁を撤去して部屋を広くするような間取り変更ができません。

リノベーションを行う際は、家の構造を確認したうえで、どのリノベーションを選択するべきか知っておくべきでしょう。

プロが教える戸建てリノベーションの3つのポイントとは?

プロが教える戸建てリノベーションの3つのポイントとは?木造一戸建てのリノベーションは範囲が多岐にわたるため、マンションのリノベよりも難易度が高めです。

ここではプロが教える一軒家のリノベーションのポイントを3つ紹介します。

  • 補助金・減税制度を利用する
  • 信頼できる業者を選ぶ
  • インスペクションを実施する

それぞれのポイントを詳しく解説します。

6-1. 補助金・減税制度を利用する

一戸建てのリノベーションは、減税や補助金を活用するとお得に済ませられます。

近年は利用できる制度が増えており、特に古い木造の一軒家は手厚いケースが多いようです。

補助金・減税制度について気になる方は、以下のリンクからチェックしてみましょう。

参照:住宅リフォームの支援制度(国土交通省)

6-2. 信頼できる業者を選ぶ

戸建てのリノベーションは、戸建てリノベの実績がある会社に依頼するのがおすすめです。

戸建てはマンションと違って個別性が高く、「築年数」「工法」「傷み具合」「解体する範囲」などによってリノベ費用が大きく異なります。

自由設計とはいえ、構造や立地の条件によっては制約がでてくる可能性もあります。

そのため「現地調査をしないと概算は分かりません」と回答される場合が多いです。

しかし戸建てリノベの実績が豊富な会社なら、ある程度の概算費用や計画図はすぐに出してもらえる可能性があります。

なおゼロリノベは、面積によって基本料金が決まるプランを用意しています。

詳しくは、以下の記事をご覧ください。

目的別に信頼性のある会社を選定!大手リノベーション会社14選

6-3. インスペクションを実施する

中古の木造一戸建てを購入してのリノベーションを考えている場合、第三者機関の専門家によるインスペクションを受けることが重要です。

なぜなら、マンションは修繕履歴などを確認することで、ある程度状態の良し悪しを判断できるからです。

しかし、戸建ては修繕履歴がないうえに各々の建物で耐震性や構造部分の劣化に差異があるります。

ホームインスペクションを実施すると、建物の劣化具合がわかります。

その結果、「どのような補修工事が必要か」「どの種類のリノベーションにすべきか」の判断ができ、より正確にリノベ費用の概算を出しやすくなることもメリットです。

ホームインスペクションとは
ホームインスペクションとは、建築士や住宅診断士などの専門家が、目視などによる検査で住宅の劣化レベルなどを診断し、客観的な立場でアドバイスすることを指します。

中古一戸建てのメンテナンス状況は、これまでの所有者によって大きく差があるのが一般的です。

そして残念ながら、「修繕されていない」戸建てが圧倒的に多いのが実情です。

そうなると木造の骨組みなどの見えない箇所がボロボロの場合もあり、放っておくと地震で倒壊する恐れがあります。

特に、築年数が経過している戸建てほどその傾向がみられます。

そのため、まずは購入前(自宅の方は設計工事前)にホームインスペクションを実施し、建物の劣化状態を確認する必要があるのです。

なお、ゼロリノベでは一戸建てリノベーションの場合、ホームインスペクションの実施を要件として定めています。

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戸建てリノベーション費用を抑える方法とは?補助金・税金などを活用

戸建てリノベーション費用を抑える方法とは?ここでは、リノベーション費用を抑える方法を紹介します。

  • 減税や補助金制度を利用する
  • 見積もりを複数社から取る
  • DIYを検討する
  • 使える設備はそのまま利用する
  • 材料・設備のグレードを下げる

それぞれ順番に見ていきましょう。

7-1.減税や補助金制度を利用する

「プロが教える戸建てリノベーションの3つのポイントとは?」でも触れたとおり、減税制度や補助金制度を利用しない手はありません。

特に戸建ての場合は、マンションに比べ、利用できる制度が多いです。

補助金制度は、自治体が独自の制度を設けているケースもあります。

自分の住んでいる自治体の制度などもよく調べ、積極的に活用しましょう。

7-2.見積もりを複数社から取る

一戸建てはマンションと比較し、費用に関わる不確定因子が多いため、現地調査やインスペクションが必要となります。

調査したうえで、予算内で何をどこまでリノベできるかは、リノベ会社の手腕にかかっています。

また、リノベーションに「定価」はなく、会社によって出される額は大きく異なるのが一般的です。

複数のリノベーション会社より、相見積もりを取ることで、適正価格を算出できます。

そのため、リノベーションの見積もりは複数社に依頼し、比較して選びましょう。

7-3.DIYを検討する

リノベーションにかける費用をできるだけ抑えたい場合、できる部分はDIYするのも方法の1つです。

例えば、内装工事を必要最低限の状態に留めた状態で、リノベーション会社から引き渡しを受け、住み始めてから壁紙を張ったり塗装をしたりすると予算も浮き、DIYをした経験も手に入れられます。

まさに一石二鳥な方法で、ゼロリノベでも多くの方がDIYを検討されています。

家族で一緒にDIYに参加すれば、より一層マイホームへの思い入れも強くなるので検討してみるのもよいしょう。

7-4.使える設備はそのまま利用する

フルリフォームの場合、通常のリフォームよりも工事の規模が大きく、工事費用がかかります。

なるべく費用を抑えるためにも、使っている家具や設備がまだ使えそうな場合は、そのまま活かしてみるのもポイントです。

既存の設備を活かす際、新しい部屋の見た目と調和するように、リノベーションのテーマにこだわる必要があります。

7-5.材料・設備のグレードを下げる

予算を少しでも抑えたい場合、使いたい材料や設備のグレードを下げてみましょう。

予算内で選べる素材や設備をリフォーム業者にピックアップしてもらうことで、スムーズに進められます。

しかし、コストを重視しすぎると、見栄えや使い勝手が予想以上に悪くなってしまう可能性もあります。

どうしてもこだわりたい部分があれば、こだわりたい部分のグレードを高くして他の部分をコストカットするのがおすすめです。

ゼロリノベの戸建てリノベーションの事例4選

ゼロリノベの戸建てリノベーションの事例4選ここからは、ゼロリノベで戸建てをリノベーションした事例を4つご紹介します。

戸建てのリノベーションを考えている方は、ぜひ参考にしてみてください。

8-1.【1564万円(税別)/木造2階建て】戸建てのフルリノベーション事例①

1983年に建てられた2階建ての木造の一戸建てを、フルリノベーションした事例です。

リノベにかけた費用は1564万円(税別)です。

間取り変更は小規模ですが、水回りはすべて改修・交換しました。

<Before(リノベーション前)>
【1564万円(税別)/木造2階建て】戸建てのフルリノベーション事例①(before①)【1564万円(税別)/木造2階建て】戸建てのフルリノベーション事例①(before②)
<After(リノベーション後)>
【1564万円(税別)/木造2階建て】戸建てのフルリノベーション事例①(after①)【1564万円(税別)/木造2階建て】戸建てのフルリノベーション事例①(after②)外観は外壁や玄関扉をブラックに統一し、スタイリッシュな風貌にリノベーションしました。

内観は面積よりも広く感じられるように、リビングからキッチンに視界が抜けるように設計しています。

また、家全体を白い壁と無垢材の床にしたことで、清潔感と温かみのある空間に生まれ変わっています。

間取りのbefore&after
【1564万円(税別)/木造2階建て】戸建てのフルリノベーション事例①(間取り変更①)
1Fは水回りを新しくし、以前よりもキッチンを広くしました。

加えて、床材は全面無垢フローリングにし、もともとの和室はリビングにリノベーションしました。

【1564万円(税別)/木造2階建て】戸建てのフルリノベーション事例①(間取り②)2Fも和室部分を無垢フローリングに変更したことで、寝室とワークスペースとして活用できます。

また、板の間だったエリアをウォークインクローゼットに変更することで、収納力をアップさせました。

8-2.【2052万円(税別)/木造2階建て】戸建てのフルリノベーション事例②

1971年に建てられた築古の木造一戸建てをフルリノベーションした事例です。

専有面積は約117平方メートル。リノベ費用はゼロリノベでもっともグレードが高い「PLUS」です。

<Before(リノベーション前)>
【2052万円(税別)/木造2階建て】戸建てのフルリノベーション事例②(before①)【2052万円(税別)/木造2階建て】戸建てのフルリノベーション事例②(before②)
<After(リノベーション後)>
【2052万円(税別)/木造2階建て】戸建てのフルリノベーション事例②(after①)【2052万円(税別)/木造2階建て】戸建てのフルリノベーション事例②(after②)
広々としたリビングダイニングにするために、2つの個室をつなげ、一体感を感じられる間取り変更を行いました。

木造の一戸建ては設計上どうしても取り払えない柱や梁が残る場合があります。、

ただ、柱や梁がかえって部屋のアクセントとなり個性となることもあります

また、北側にあったキッチンは、リビングに隣接する場所に移すことでリビングとの一体感が生まれます。

間取りのbefore&after
【2052万円(税別)/木造2階建て】戸建てのフルリノベーション事例②(間取り)
1階はキッチンを階段の裏側に移し、暗くなりがちな北側には広々とした収納を確保しました。

2階はひと部屋だけを残して間仕切り壁をすべて撤去してオープンにし、家族の成長とともに、自由自在にアレンジできるよう可変性を高めています。

8-3.【1516万円(税別)/木造2階建て】戸建てのフルリノベーション事例③

2004年に建てられた専有面積約88平方メートルの木造一戸建てをフルリノベーションした事例です。

ゼロリノベのプランは「PLUS」を選択しました。

<Before(リノベーション前)>
【1516万円(税別)/木造2階建て】戸建てのフルリノベーション事例③(before①)【1516万円(税別)/木造2階建て】戸建てのフルリノベーション事例③(before②)
<After(リノベーション後)>
【1516万円(税別)/木造2階建て】戸建てのフルリノベーション事例③(after①)【1516万円(税別)/木造2階建て】戸建てのフルリノベーション事例③(after②)壁に向かって調理するタイプの壁付きキッチンは、夫婦二人でコミュニケーションを取りながら作業できるよう家の中央に据えました。

階段下のトイレは便器ごと入れ替えてアクセントクロスを張りスタイリッシュにすることで、古ぼけたイメージの一戸建てがおしゃれな空間に生まれ変わります。

間取りのbefore&after
【1516万円(税別)/木造2階建て】戸建てのフルリノベーション事例③(間取り)
1階は中央に据えたキッチンを中心にぐるりと回遊できるような動線とし、どこからでもアクセスできるようにしました。

2階の間取りは大きく変更せず、内装の質を上げることを重視しています。

リノベーションでは「何にコストをかけたいか」優先順位を考えてメリハリをつけることと、予算を効率的に使えます。

8-4.【816万円(税別)/木造2階建て】戸建てのフルリノベーション事例④

2010年築の約88平米の戸建てを、PLUSプランでリノベーションした事例です。

<Before(リノベーション前)>
【816万円(税別)/木造2階建て】戸建てのフルリノベーション事例④(before①)【816万円(税別)/木造2階建て】戸建てのフルリノベーション事例④(before②)
<After(リノベーション後)>
【816万円(税別)/木造2階建て】戸建てのフルリノベーション事例④(after①)【816万円(税別)/木造2階建て】戸建てのフルリノベーション事例④(after②)「LDK+和室」のよくある構成だった1階は間仕切りを撤去し、トイレ前の目隠し壁だけ設けた広々としたオープンスペースにしました。

暗かった階段は壁を撤去し、黒いアイアンの手すりを設置することで、空間を引き締めると同時にリビングとの一体感を演出します。

間取りのbefore&after
【816万円(税別)/木造2階建て】戸建てのフルリノベーション事例④(間取り)
浴室と隣接していた手洗いをトイレの横に移動することで、格段に使い勝手が良くなりました。

2階はクロスや床材など表層的なリフォームに留めることで、コストバランスを取っています。

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戸建てリノベーションに関するよくある質問

戸建てリノベーションに関するよくある質問最後に、戸建てリノベーションに関するよくある質問を3つ紹介します。

  • リフォームとリノベーションの違いとは?
  • 一戸建てフルリノベーションの試行期間はどのくらい?
  • 中古戸建てのリノベーション費用はどのくらい?

1つずつ順番に見ていきましょう。

9-1.リフォームとリノベーションの違いとは?

一般的にリフォームは、マイナスをゼロにする原状回復工事のことを指します。

例えば、古くなったキッチンを同じタイプの新品に入れ替える、劣化した壁紙を新しいものに張り替えるなどがリフォームに該当します。

一方リノベーションとは、理想の空間をオーダーメイドで作り上げるゼロをプラスに変える工事のことです。

例えば、「和室を撤去し広々としたLDKにする」「独立キッチンをオープンキッチンにする」「断熱性能を高める」など、自分たちの理想のライフスタイルにあった家に造り替える工事を指します。

そのため、一戸建てをリフォームするのかリノベーションするのかで、依頼先が変わってきます。

キッチンやトイレの設備交換のみなら、リフォーム会社に依頼すればOKです。

しかし、手頃な価格の中古住宅を購入して理想の一軒家に生まれ変わらせるリノベーションを考えているなら、実績も豊富で自由設計が得意なリノベーション会社に依頼することをおすすめします。

9-2.一戸建てフルリノベーションの施工期間はどのくらい?

一戸建てのフルリノベーションの施工期間は数ヵ月かかります。

一戸建てのフルリノベーションは、間取りの大幅な変更が多く、大規模な工事になることから多くの時間を要します。

完成までのスケジュールに希望や不安があれば、リノベーション会社に事前に相談しておくと安心です。

9-3.中古戸建てのリノベーション費用はどのくらい?

中古戸建てだと内装や間取りはもちろん、外壁をきれいにしたり家全体の断熱性を改善したりなどのニーズが加わることで、マンションよりもリノベーション費用が高くなります。

また、想定している予算の中でどういった工事ができるのかも把握しておくことが大切です。

例えば、予算300万円だとクロスの張替えや水回りの設備のリノベーション工事が妥当です。

1,500万円もあれば内外装の修理ができます。

マンションよりも費用は高くなりますが、一戸建ては予算さえ確保できれば、自由にカスタマイズできるのでリノベーションを考えている方は検討してみましょう。

まとめ

戸建てリノベーションのまとめ一戸建てリノベーションは、どの程度のリノベを行うかによって費用が大きく変動します。

まずは、現状の建物の状態を把握するために、ハウスインスペクションを受け、リノベーションすべき範囲を見極めましょう。

限られた予算を最大限活用するなら、どこにコストを投じるかを検討することが重要です。

リフォームやリノベに対する減税制度や補助金は、予算を確保するためにも、積極的に活用しましょう。

なおゼロリノベでは、平方メートル数に応じた価格設定をしているため、当初の見積もりから大きく上振れする心配がないため、安心してお任せいただけます。

ファイナンシャルプランナーによる予算立てや、プロによるリノベーションに適した物件選びもお手伝いいたします。

まずは顔出し不要で参加できるセミナーへ気軽にお申込みください。

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