【事例10選】マンションリノベーションで人気の間取りとは?注意点や費用相場を解説


「マンションのリノベーションで、おすすめの間取りは?」
「マンションのリノベーションにかかる費用はどれくらい?」

戸建てとマンションではリノベーションでできること、費用に違いがあるのかなど、気になることが多いでしょう。

そこで今回は、マンションのリノベーションで人気のレイアウト10選を費用相場も交えて紹介していきます。

マンションのリノベーションで注意すべきポイントも合わせて紹介しますので、ぜひ最後までご覧ください。

Advisor

一級建築士 アドバイザー 西村 一宏

[監修]一級建築士

西村 一宏

リノベーション・オブ・ザ・イヤーを受賞した設計・施工部門の責任者としてゼロリノベ建築を担う。著者の詳しいプロフィール

Author

“【著者】ゼロリノベ編集部"

[著者]

ゼロリノベ編集部

元銀行員・宅地建物取引士・一級建築士が在籍して「住宅ローンサポート・不動産仲介・リノベーション設計・施工」をワンストップで手がけるゼロリノベ(株式会社groove agent)。著者の詳しいプロフィール

\一級建築士監修のWEBセミナー/

マンションリノベーションで人気の間取り変更10選!

マンションリノベーションで人気の間取り変更10選!ここでは、マンションリノベーションで人気の間取りを以下の10個にまとめて、紹介していきます。

  • 1-1.LDKを広くする
  • 1-2.キッチンを対面式にする
  • 1-3.ウォークインクローゼットをつくる
  • 1-4.書斎や趣味部屋をつくる
  • 1-5.回遊動線にする
  • 1-6.壁や扉をなくして開放的にする
  • 1-7.インナーテラスをつくる
  • 1-8. 畳の和室を小上がりに変更する
  • 1-9. 在宅ワークができる間取りにする
  • 1-10.寝室を窓側につくる

それぞれ詳しくみていきましょう。

1-1.LDKを広くする

1つ目はLDK(リビング・ダイニング・キッチン)を広くする間取りです。

古いマンションに多いリビングとキッチンを仕切る壁を取り壊したり、リビング横の小さな和室をつなげたりして、

開放感のある広いリビングにするリフォームです。

以下にLDKを広くした事例をまとめました。

【ベッドルームとリビングをつなげる】

<リノベーション前>
ベッドルームとリビングをつなげる ビフォー<リノベーション後>
ベッドルームとリビングをつなげる アフター
<間取り図>ベッドルームとリビングをつなげる 間取り図こちらの事例については以下の記事をご覧ください。

ライフステージごとに生まれ変わるリビング〈東京〉60㎡

【和室をフローリングにしてLDKとつなげ、キッチンを対面型に移動】

<リノベーション前>和室をフローリングにしてLDKとつなげ、キッチンを対面型に移動 ビフォー
<リノベーション後>
和室をフローリングにしてLDKとつなげ、キッチンを対面型に移動 アフター
<間取り図>和室をフローリングにしてLDKとつなげ、キッチンを対面型に移動 間取り図
こちらの事例については以下の記事をご覧ください

男前北欧スタイル〈神奈川〉61㎡

1-2.キッチンを対面式にする

古いマンションのなかには、キッチンが壁付けになっている物件が多くあります。

壁付けキッチンは料理をしている人がダイニングやリビングに背中を向けて孤立する形になります。

現在では、料理中でも家族と話せる対面型キッチンが主流になっています。

キッチンをはじめ水回りの移動は、配管やコンセントなどの工事も必要になるため、単にシステムキッチンを入れ替えるだけのリフォームよりも費用がかかります。

また、マンションの構造や配管の位置などによっては、移動に制限が出る場合もあるので、施工会社に事前に現場調査してもらって相談しましょう。

対面キッチンには、主に以下の4タイプがあります。

【二の字キッチン】
二の字キッチン壁際にコンロ、リビング向きの対面にシンク台を設置する「二の字キッチン」です。

調理スペースが広く取れるため、料理好きの方に好まれます。

シンク台側にスペースを広く確保すれば、カウンターや作業台を兼ねることもできるため、自由度の高いキッチンだといえるでしょう。

こちらの事例は以下の記事で詳しく紹介しています。

お料理好きな夫婦のためのキッチン〈千葉〉77㎡

【ペニンシュラキッチン】
ペニンシュラキッチン片側が壁に接している対面式キッチンを「ペニンシュラ(=半島)キッチン」と呼びます。

オープンキッチンの中ではポピュラーなもので、リビングダイニングとの一体感が魅力です。

小さな子どもがいるご家庭などは、調理中も子どもから目を離さずにいられるため、安心感が高く、家族間のコミュニケーションもとりやすいキッチンだといえるでしょう。

キッチンの後ろ側に、収納スペースを大きく取れるのも特徴です。

こちらの事例は以下の記事で詳しく紹介しています。

居心地のいい場所〈東京〉65㎡

【L字キッチン】
L字キッチンキッチンをL字型に造作し、一面にコンロ、もう一面にシンクを配置するタイプです。

調理スペースが広くとれるうえ、コンロとシンクを行き来する際に、二の字型キッチンのような後ろを振り返る動作が必要がないため、スムーズに移動できます。

オーブンや食洗器などをカウンター下に設置すれば、リビングダイニングから目隠しになるので、生活感を消すこともできます。

こちらの事例は以下の記事で詳しく紹介しています。

グレー系でトータルコーディネート〈東京〉85㎡

【アイランドキッチン】アイランドキッチンアイランドキッチンとは、キッチンのどの面も壁と接していない、独立型の対面キッチンです。

LDKのどの方向からでもキッチンにアクセスしやすい「回遊性」が特徴で、料理中はもちろん、配膳時にもスムーズな動線を確保できます。

レイアウト的にもインパクトが強いため、デザイン性の高いLDKを作れます。

ただ、ある程度のスペースが必要なため、狭いお部屋では実現しづらいです。

こちらの事例は以下の記事で詳しく紹介しています。

【社員宅】コンパクトアーバンハウス〈東京〉 48㎡

1-3.ウォークインクローゼットをつくる

古いマンションの難点としては、収納が少ないことも挙げられるでしょう。

特に洋服をまとめて収納できるスペースがあれば、家の中に服を出しておく必要がなく、外出時に複数の部屋を行き来する必要もなくなります。

そのため、収納を作る際には、ウォークインクローゼットも検討してみてください。

レイアウト次第ではおしゃれな空間にもなり、デザイン性の高い間取りを実現できます。

【空間の中心に配置した印象的なボックスWIC】
空間の中心に配置した印象的なボックスWIC
部屋の中心にウォークインクローゼットを作り、外壁は作業スペースとして利用しています。

孤立した空間を余すことなく利用しています。

こちらの事例は、以下の記事で詳しく紹介しています。

居場所の再構築〈神奈川〉56㎡

【部屋をつなぐ大容量のウォークスルークローゼット】
部屋をつなぐ大容量のウォークスルークローゼットウォークスルークローゼット(WTC)とは、出入り口が2箇所設けられているクローゼットのことです。

普段過ごすことの多いリビングと洗濯機のある洗面台の両側からアクセスできるウォークスルークローゼットにすることで、利便性の高い収納を作り上げています。

こちらの事例は、以下の記事で詳しく紹介しています。

テーラーハウス~お洋服を最大限に楽しめる家~〈東京〉61㎡

1-4.書斎や趣味部屋をつくる

リノベーションを機に、「書斎や趣味の部屋をつくりたい」という方も多いでしょう。

何を作りたいかによって、リノベーションのプランはさまざまです。

ここではいくつかの事例を紹介しておきましょう。

【ギターが弾ける防音室】

音楽が趣味の方なら、思いっきり楽器を演奏したり、ご近所に気兼ねなくオーディオを楽しみたいと考えたことがあるはず。

防音室があれば、マンションでもその夢がかないます。

既成の防音室をはめ込む方法もありますが、こちらの事例では家の中心に防音室をつくりました。

<リノベーション前>
ギターが弾ける防音室 ビフォー
<リノベーション後>
ギターが弾ける防音室 アフター
<間取り>ギターが弾ける防音室 間取り図こちらの事例は、以下の記事で詳しく紹介しています。

大人たちの隠れ家〈埼玉〉69㎡

【モノづくりを堪能する土間のアトリエ】

ハンドクラフトやDIYなどモノづくりが趣味の方は、作業ができるアトリエをリノベーションで作ってもよいでしょう。

道具を置く場所や作業場がまとまっていると、家全体のスペースも取らずに済みます。

<リノベーション前>
モノづくりを堪能する土間のアトリエ ビフォー
<リノベーション後>
モノづくりを堪能する土間のアトリエ アフター
<間取り図>
モノづくりを堪能する土間のアトリエ 間取り図こちらの事例は、以下の記事で詳しく紹介しています。

LDK+アトリエ〈東京〉66㎡

【書道を楽しむ和の空間】

茶道、華道など「和」の趣味を持っている方は、リノベーション後も和室かそれに準ずるスペースを作ってみましょう。

以下で紹介している事例では、施主の趣味が書道のため、家の一角に畳敷きのスペースをつくりました。

バルコニーに面する掃き出し窓があるので、昼間は自然光があふれ、筆を持つ手元を明るく照らしてくれます。

<リノベーション前>
書道を楽しむ和の空間 ビフォー
<リノベーション後>書道を楽しむ和の空間 アフター
<間取り図>
書道を楽しむ和の空間 間取り図こちらの事例は、以下の記事で詳しく紹介しています。

バラガンピンクの多趣味な家〈埼玉〉62㎡

1-5.回遊動線にする

回遊動線とは、生活動線がスムーズになるように設計された間取りのことです。

具体的には、下記のようにキッチンから洗面台〜ウォークインクローゼット〜リビング〜ワークスペースを回遊できるひと繋ぎの動線を指します。

回遊動線にする

生活動線を最適化することは家事ラクにも繋がります。例えば、キッチンで料理している間に洗濯を回すといった家事の同時並行が行い安くなるからです。

また、複数の方向からアクセスできるため家族がぶつかりあう心配もありません。さらに小さな子どもやワンちゃんにとっては、回遊動線はぐるぐる走り回れる遊び場にも。

以下に回遊動線の事例をご紹介します。

【土間が通路の役割になり回廊のように各空間をつなぐ】

玄関からつながるキッチン床を土足で入れる土間空間にし、リノベーション前の狭い廊下からくる圧迫感を排除しています。

さらに土間を、リビングをぐるりと囲むように設計することで、部屋全体の開放感も実現しています。

<リノベーション前>
土間が通路の役割になり回廊のように各空間をつなぐ ビフォー
<リノベーション後>土間が通路の役割になり回廊のように各空間をつなぐ アフターこちらの事例は、以下の記事で詳しく紹介しています。

土間が廻る住まい〈東京〉76㎡

1-6.壁や扉をなくして開放的にする

間取り変更では壁や扉を取り払い、解放的な空間をつくるリノベーションも人気です。

築年数の古いマンションは、小さな和室や窓のない小部屋などが細かく設けられている場合が多いです。

そのため、部屋の壁や扉を取り壊して繋ぎ、広々とした開放感を実現できます。

下記では、仕切りをなくした開放的なリノベーション事例をご紹介します。

【3部屋を1部屋にして広く明るいLDKを実現】

リビングを挟んだ2つの洋室の壁を取り払い、1つのリビングにすることで開放感あふれる空間を作り出しています。

遮るものがなくなったことで、日差しを取り込みやすくなり、部屋全体に当たる陽の光が開放感を後押ししてくれています。

<リノベーション前>3部屋を1部屋にして広く明るいLDKを実現 ビフォー
<リノベーション後>
3部屋を1部屋にして広く明るいLDKを実現 アフターこちらの事例は、以下の記事で詳しく解説しています。

日差しが降り注ぐおおらかな家〈神奈川〉89㎡

1-7.インナーテラスをつくる

インナーテラスは室内や半屋外に設けられたテラスのことです。天候に左右されず外の空気や陽の光を楽しめます。

屋根があるため、雨の心配がなく、洗濯物を干す場所としても活躍します。リビングに余裕がある場合はインナーテラスを設けてみてもよいでしょう。

下記にインナーテラスを取り入れた事例をご紹介します。

【盆栽を眺められる外と中をつなぐインナーテラス】

陽の光に照らされたインナーテラスが、広々としたリビングの開放感を演出しています。

余裕を持たせたリビングにして部屋数を増やせる作りにし、将来の家族構成の変化にも対応できる余白のある家となっています。

<リノベーション前>
盆栽を眺められる外と中をつなぐインナーテラス ビフォー
<リノベーション後>
盆栽を眺められる外と中をつなぐインナーテラス アフター
<間取り図>盆栽を眺められる外と中をつなぐインナーテラス 間取り図こちらの事例は、以下の記事で詳しく解説しています。

おもいやりのインナーテラス〈神奈川〉59㎡

1-8.畳の和室を小上がりに変更する

畳の和室を小上がりにするのも人気の間取りの一つです。

築年数の古いマンションはリビング横に小さな和室が設けられている場合が多いのですが、和室があるとリビングが狭くなってしまいますよね。

そんな時におすすめなのが「小上がり」です。リビングの一部に床をあげた区画をつくるイメージです。

段差でゾーニングするので、リビング自体は広々と使えます。小さな子どもがいる場合には、お昼寝スペースとしても重宝しますよ。

また日本人に慣れ親しんだ素材である畳は、家にあると落ち着くものです。小上がりの床素材を畳にすれば、和モダンな雰囲気と畳の心地よさも両得できます。

下記で畳の和室を小上がりに変更した事例をご紹介します。

【段差で分けられた日常と非日常】

LDKの半分を小上がりにしたことで「ごろ寝」しながらテレビを見たり、漫画を読んだりできるようになりました。琉球畳を使用しており、独特の風合いと温かみが感じられますね。

壁で仕切られていなくても、段差によってメリハリが出るので、圧迫感を感じさせずにくつろぎの場所が生まれています。

また、小上がりの下を収納として活用しているのもポイントです。

さらに、本棚の奥にはロフトと書斎が隠れているという面白い間取り。リノベーションだからこそできる、唯一無二の形ですね。

<リノベーション前>
段差で分けられた日常と非日常 ビフォー
<リノベーション後>
段差で分けられた日常と非日常 アフター
<間取り図>
段差で分けられた日常と非日常 間取り図こちらの事例は、以下の記事で詳しく解説しています。

段差で分けられた日常と非日常〈東京〉74㎡

1-9.在宅ワークができる間取りにする

在宅ワークが浸透したことによって、リノベーションで書斎や仕事スペースをつくる方も増えています。

特にお子様のいる家庭では、賑やかなリビングで仕事していると集中しづらいといったケースもあるでしょう。

その場合、仕事場として機能性の高い在宅ワークスペースをリノベーションの際に検討してみてもよいかもしれません。自分好みに広さやデザインをカスタムできるのも魅力です。

下記に在宅ワークができる間取りの事例をご紹介します。

【風景と一体化するワークスペース】

在宅ワークに集中しやすい、シンプルで無駄の省かれたワークスペースとなっています。

目の前にひろがる自然によって仕事もはかどり、休憩中にはリラックスもできるでしょう。

仕事場の後ろは、棚で仕切られた寝室となっているので、遅くまで仕事をして、そのまま就寝することもできます。

<リノベーション前>
風景と一体化するワークスペース ビフォー
<リノベーション後>風景と一体化するワークスペース アフター
<間取り図>
風景と一体化するワークスペース 間取り図こちらの事例は、以下の記事で詳しく解説しています。

ヨーロピアンアパルトマンの家〈神奈川〉80㎡

1-10.寝室を窓側につくる

寝室を窓際につくることで、陽の光を浴びながら、快適な朝を迎えられます。

窓際に寝室を配置すると、自ずと家の角に寝室が配置されるため、他の部屋の妨げになりません。

部屋の数や広さに要望がある場合は、寝室を窓際に設置すると自由度の高い間取りが実現できるでしょう。

下記では、寝室を窓際につくった事例をご紹介します。

【朝日で心地よく目覚める洗練されたベッドルーム】

<リノベーション前>
朝日で心地よく目覚める洗練されたベッドルーム ビフォー
<リノベーション後>
朝日で心地よく目覚める洗練されたベッドルーム アフターこちらの事例は、以下の記事で詳しく解説しています。

朝を選んだ家〈埼玉〉 75㎡

マンションリノベーションで間取り変更する際の費用相場

マンションリノベーションで間取り変更する際の費用相場ここからは、マンションリノベーションで間取りを変更する際の費用相場を、以下の2つに分けて解説していきます。

  • 一般的な費用
  • 工事内容別の費用相場

間取り変更を検討している方は、下記の費用相場を参考に、具体的なリノベーション予算をイメージしてみてください。

2-1.一般的な費用相場

マンションのリノベーションは工事の内容やマンションの広さ、使う材料などによって費用が変動するため、一概にいくらとは言い切れません。

目安として、下記の表に一般的な間取り変更の費用相場をまとめました。

リノベーション内容費用相場
LDKを広くするリビングと和室を一体化する40〜100万円
リビングと洋室を一体化する20〜70万円
キッチンを対面型にするシステムキッチンの交換50〜150万円
キッチンの移動10〜30万円
収納を増やす壁付クローゼット10〜50万円
ウォークインクローゼット20〜80万円
階段下収納7〜10万円
キッチン床下収納10〜15万円
和室を洋室にする畳の床をフローリングにする15〜35万円
壁・天井のリフォーム10〜20万円
押入れをクローゼットに変更8〜25万円
襖を洋室の建具に変更3〜20万円
防音室をつくる部屋を防音室にする100〜550万円
組み立て式防音室を設置する50〜330万円

もっとも高額なのは、スケルトンリノベーションです。

スケルトンリノベーションとは、マンションの内装や設備などをすべて解体、コンクリートの「箱」のような状態に戻し、一から部屋をつくり直す方法のことです。

スケルトンリノベーションでは、間仕切り壁や床材、天井材もすべて撤去されるため、間取りはほぼ自由に組むことができるのが利点です。

「大幅に間取りを変更したい」「他にはないオリジナルのレイアウトにしたい」というような希望がある方は、スケルトンリノベーションも検討してみてください。

2-2.工事内容別の費用相場

間取りといっても、部屋をつなげて広くしたり、逆に間仕切りをして部屋を増やしたりなど、その方法はさまざまです。

ここでは、工事内容別の費用相場も以下の表にまとめました。

リノベーション内容費用相場
間仕切り壁の撤去・設置壁の撤去5〜10万円
間仕切り壁とドアの設置12〜25万円
既存のユニットバスの移動80〜110万円
浴室を移動・ユニットバスの交換120〜250万円
トイレの移動・交換30〜90万円
洗面所の移動20〜70万円
クロスの張り替え40〜70万円
フローリングの張り替え70〜90万円

上記の費用を目安に、間取り変更の予算を考えてみましょう。

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マンションリノベーションの間取り変更の6つのポイント

マンションリノベーションの間取り変更の6つのポイントここからは、間取りの変更で失敗しないためのポイントを6つ紹介していきます。

  • 生活動線を最適化する
  • 水回りはできるだけまとめる
  • 寝室はキッチンから離した場所にする
  • シューズクロークを設置する
  • 開放的なリビングにする
  • バルコニーと洗面脱衣所を近くする

それぞれ、詳しくみていきましょう。

3-1.生活動線を最適化する

リノベーションで間取りを変更する際、生活動線に気を配ってみましょう。

たとえば、朝の時間帯はトイレや洗面所を利用する家族が多く、廊下が混雑しがちです。

また夕方時は、母親が家事で忙しく行き来していたり、帰宅した子どもたちも部屋を出たり入ったりするため、混雑しやすくなります。

いずれも小さなことですが、長く生活していくうちにストレスは蓄積されていくものです。

互いに快適に暮らすためにも、リノベーションではスムーズな生活動線を確保することが重要です。

誰がいつ、どこで何をするか、どう動くかを整理して、家族全員のタイムスケジュールを間取り図の上に書き出していきましょう。

そうすることで、必要な生活動線が明らかになってきます。

3-2.水回りはできるだけまとめる

キッチンや水回り、リビングの間取りを変更する際に、冷蔵庫の位置は重要です。

不便な場所に配置してしまうと、生活動線や家事動線が混乱してしまいます。

そこで、間取りを決める際にはあらかじめ冷蔵庫の位置を決めてしまいましょう。

冷蔵庫には、使いやすいといわれる理想的な位置を示した「キッチン・トライアングル」というフォーマットがあります。
水回りはできるだけまとめるキッチン・トライアングルとは、冷蔵庫とシンクとコンロが上記のような三角形を描いていれば、生活するうえで、作業がしやすいというものです。

マンションリノベーションでは、キッチン・トライアングルになるように、冷蔵庫の位置と間取りを考えてみましょう。

3-3.寝室はキッチンから離した場所にする

寝室と水回りをできるだけ離して配置することは、マンションリノベーションで重要です。

水回りには夜中や早朝に稼動したり、モーター音が聞こえる家電があります。

たとえば、就寝前にセットした食洗器や、早朝のお弁当作りに間に合うようスイッチを入れた炊飯器などの音です。

また、冷蔵庫のモーター音や洗濯機の稼働音も気になりやすいです。

寝室と水回りが近いと、家電が稼働する音や振動が聞こえてきて、睡眠の妨げになってしまうかもしれません。

安眠を確保するためにも、寝室と水回りは離れた場所にするのがよいです。

3-4. シューズクロークを設置する

リノベーションで間取りを変更する際、シューズクロークの位置と広さを検討しましょう。

一般的な中古マンションは玄関が狭く、下駄箱も小さいので玄関が雑多になりやすく、外出の際にも混在しやすいです。

シューズクロークがあると、普段あまり使用しない靴や外で使う子どものおもちゃ、ベビーカーやスーツケースなど外で使うものを収納しておけます。

アウトドア好きの方なら、土間空間を広げてキャンプ用品をおいておく倉庫を兼ねても良いでしょう。
また、上着をかけておくためのハンガーやフックがあると、雨で濡れた上着や花粉のついた服を部屋の中に持ち込まなくて良いので便利です。

また外で使用するものや汚れやすい生活用品など、家のなかの収納にはしまいたくないものを入れておけるため、シューズクロークがあるだけで生活の利便性が高くなります。

3-5.開放的なリビングにする

間取りを変更する際、リビングを開放的にしたいという方は多いはず。

1-1.LDKを広くする」で解説した通り、広いリビングはリノベーションの間取り変更で人気です。

普段過ごすことの多いリビングに圧迫感があると、くつろぎにくい空間になってしまいます。

開放感のあるリビングにする方法としては、「部屋をつなげる」「天井を高くする」「壁や天井の色を明るくする」「収納を増やして余計なものをリビングに出さない」などが挙げられます。

設計の担当者に相談して、採光や風通しのよさも踏まえて検討してもらうと良いでしょう。

3-6.バルコニーと洗面脱衣所を近くする

バルコニーと洗面脱衣所を近くすると、家事効率が高まります。

洗濯機を置く洗面脱衣所とバルコニーが近いと、洗濯物を干したり取り込んだりする際の動線が近くなり洗濯がスムーズに行えます。

さらに、洗濯物をしまう場所をWICとして一箇所にまとめておくと片付けもラクに行えます。またWICの中にハンガーラックを付けておけば、洗濯物を畳まずにそのまま掛けてしまうだけなので手間もかからず、さらに時短に繋がるでしょう。

マンションリノベーションの間取り変更における注意点とは?

マンションリノベーションの間取り変更における注意点とは?ここからは、マンションリノベーションの間取り変更における注意点を3つ解説していきます。

  • 間仕切り壁を撤去できない場合がある
  • 水回りを移動できない場合がある
  • その他、管理規約で禁止されている場合がある

1つずつ順番に見ていきましょう。

4-1.間仕切り壁を撤去できない場合がある

マンションの構造には、「ラーメン構造」と「壁式構造」の2タイプがあり、「壁式構造」の場合、間仕切り壁を撤去できないケースがあります。

ラーメン構造と壁式構造の、図解は以下の通りです。
「ラーメン構造」と「壁式構造」ラーメン構造は、柱と梁(はり)を中心に建物を支える工法です。

間仕切り壁を取り払っても構造上の影響はないため、すべて取り払ったスケルトンリノベーションも可能です

一方、壁式構造は、柱や梁ではなく「構造壁」と呼ばれる「壁」で建物を支えています。マンション各戸の室内にある間仕切り壁もマンションを支える構造壁として機能しています。

となると、その間仕切壁は構造上撤去できません。

スケルトンリノベーションを検討されている方は、ラーメン構造の物件を選びましょう。

特に低層マンションの場合は、壁式構造になっている可能性がありますので、事前の確認が必要です。

4-2.水回りを移動できない場合がある

マンションのなかには、水回りの移動が思うようにできない場合があります。

  • PS(パイプスペース)が室内にある
  • 排水管に十分な勾配がとれない
  • マンションの管理規約で禁止されている

それぞれ詳しく説明しましょう。

4-2-1.PS(パイプスペース)が室内にある

PS(パイプスペース)とは、マンションの縦方向に通っている給水管や排水管がまとめられているスペースのことであり、間取り図には「PS」と表記されています。
PS(パイプスペース)この配管は、縦に通っているために、スケルトンリノベーションの際にも移動させることはできません。

PS(パイプスペース)を移動させない範囲で水回りの設計を行うしかありません。

なお、PSが室外にあったり、玄関横にあったりするマンションであれば間取りの変更をしても、問題はありません。

4-2-2.排水管に十分な勾配がとれない

排水管に十分な勾配が取れないことから、水回りの移動ができないケースもあります。

マンション内には横方向の給排水管も通っており、排水管には汚れた水をスムーズに下に流すための一定角度の勾配がつけられています。

しかし、水回りの移動によって排水管が長くなると、勾配が緩くなってしまい、うまく排水ができません。

水回りを大幅に移動しようとすると、施工業者に「できない」と言われる可能性があるため、注意が必要です。

ただし、床の高さを上げることで、床下の排水管に十分な勾配をつけられるかもしれません。

4-2-3.マンションの管理規約で禁止されている

マンションによっては管理規約の中に、水回りの移動や配管の移動を禁止する一文が入っている場合もあります。

このような場合は、どのような形でも水回りの移動はできません。

事前に確認しておかないと、マンション購入後に「希望の間取り変更ができない」ということにもなりかねません。

購入前にしっかりと確認しましょう。

4-3.その他、管理規約で禁止されている場合がある

マンションの管理規約には、以下のようにリノベーションやリフォームに規定がある場合があります。

▼フローリング材の材質制限、またはフローリングの禁止
→階下に音や振動が伝わりやすいものはNGです。
▼躯体に穴をあける、打ち込みをすることを禁止
→マンションを支える構造である躯体に手を加えることができません。
▼指定業者以外の出入り禁止
→管理組合などで指定した業者以外に工事してもらうことができません。

上記のような規約によって、希望通りのリノベーションができない恐れもあるため、こちらもマンション購入前にかならず確認しましょう。

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マンションリノベーションの間取り変更で事前に確認しておくべき3つのポイント

マンションリノベーションの間取り変更で事前に確認しておくべき3つのポイント最後に、マンションリノベーションの間取り変更で事前に確認しておくべきポイントを3つ解説します。

  • 間取り変更が可能な物件を選ぶ
  • リノベーション会社の見学会に参加する
  • 耐震性能を確認する

マンションリノベーションを理想どおりに仕上げるためにも、上記3つを押さえておきましょう。

5-1.間取り変更が可能な物件を選ぶ

希望の間取り変更ができる物件選びが最優先です。

マンションリノベーションの間取り変更における注意点とは?で挙げたように、マンションリノベーションでは事前に確認しておくべき項目があります。

しかし、配管の位置や管理規約で指定されたフローリング材など、素人では判断できないことも多いでしょう。

その場合、建築家やリフォーム会社の担当者などに、リノベーションの希望を伝えたうえで、購入前に現地調査に同行してもらい、間取り変更の可否を判断してもらいましょう。

または、物件選びから設計、施工までワンストップで請け負ってくれるリノベーション会社へ依頼すると、こちらの要望もよく理解して動いてもらいやすいです。

5-2.リノベーション会社の見学会に参加する

マンションのリノベーションを成功させるためには、リノベーション会社の見学会に参加することも大切です。

ほとんどの人にとって、リノベーションは最初で最後の経験です。

「実際に希望通りにリノベーションしてみたら、思わぬところで使いづらかった」「生活してみると、もっとこうすればよかったということに気がついた」ということも少なくありません。

このような結果を避けるためにも、リフォーム会社が開いている完成した物件の見学会へ積極的に参加し、たくさんのリノベーション物件を自分の目でみましょう。

見学会に参加できない場合は、各社のパンフレットを取り寄せたり、インターネットでリノベーション事例と体験談をチェックしたりする方法もあります。

多くの事例を見たうえで気に入った部分や使いやすいアイデアなどを取り入れながらプランをブラッシュアップしてみてください。

5-3.耐震性能を確認する

マンションリノベーションでは耐震性能の確認も欠かせません。

最近では、築30年、築45年といった古いマンションでも、おしゃれに使いやすくリノベーションできるため、気にせず購入する方も多いようです。

築古の物件の購入を考えているのなら、かならず耐震性能を確認してください。

建物の耐震性能は、以下の表のように改正されてきています。

制定年基準
旧耐震基準1950年〜震度5程度の中規模地震でも建物が大きな被害を受けないこと
新耐震基準1981年〜震度6強〜7程度の大地震でも建物が倒壊しないこと
現行の耐震基準2000年〜新耐震基準+地盤調査の義務化

購入した築古のマンションが旧耐震基準のマンションの場合、耐震性能が劣るだけでなく、住宅ローン控除を受けられない恐れがあります。

「住宅ローン控除(住宅ローン減税)」とは、リノベーションの際に組む住宅ローンの残額に合わせて、最長10年間、毎年最大40万円まで控除を受けられる制度です。

お得な制度ですが、旧耐震基準の物件は、原則的に住宅ローン控除の対象外です。

住宅ローン控除を受けてお得にリノベーションを実現するためにも、マンション購入前に耐震性能を確認するようにしましょう。

まとめ

マンション リノベーション 間取り まとめ本記事では、マンションのリノベーションの間取りについて紹介しました。

マンションのリノベーションでは、さまざまな間取りのアイデアがあります。

ただ、工事にかかる費用やマンションの設計・規約によっては理想のリノベーションが実現できない場合も少なくありません。

予算内で思いどおりのリノベーションを実現するためにも、今回の記事を参考に注意点やポイントを押さえておきましょう。

また、初めてのリノベーションでは誰もが悩みます。専門家でなければ判断できないことも多いでしょう。

そのような場合は、リノベーション会社のセミナーや見学会に参加し、アドバイスをもらいながらじっくりとプランを練ってみてください。

なお、ゼロリノベではリノベーションの実績が豊富にあり、リノベーション工事の流れに関する相談から施工までワンストップでのサポートが可能です。

また、資金計画やリノベーションのアイデアなど、はじめてリノベーションされる方向けの無料オンラインセミナーを毎週開催しています。顔出しなし&ミュートのまま聞くことができるので、ご自宅から気軽にご参加ください。

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